【明慧日本2012年11月8日】湖南省の利民鉄鉱会社に所属する幼稚園教師・劉永芬さん(61歳女性)は、当局により不法に労働教養所に収容され、迫害を受けて全身が動かなくなり、寝たきりに近い状態になってしまった。その後、劉さんは教養所から自宅ではなく、元会社に送られ、現在は会社のオフィスに軟禁されている。しかも、劉さんは毎日、当局に雇われた犯罪歴のある男性2人に監視されているという。
劉さんは1999年に法輪功の修煉を始めてから、「真、善、忍」の原則に従い、己を律していた。そのため、劉さんは明るくて穏やかな性格になり、患っていた甲状腺機能亢進症、子宮筋腫が治り、夫と20年にもわたって続いていた離婚闘争を止め、家庭に平穏をもたらした。しかし、中共(中国共産党)当局が法輪功への弾圧を開始してから、劉さんは6回にわたって不法に連行され、家宅捜索を行われ、累計8年間も拘禁されるなどの迫害を受けた。
1999年7.20以後、劉さんは地元の法輪功修煉者と一緒に、法輪功迫害の不法性を訴え、真相を伝えるチラシを貼った。このことを理由として、劉さんは当局から懲役4年の実刑判決を言い渡され、株洲市留置場に1年間拘禁された後、湖南女子刑務所に移送された。
刑務所で3年間、劉さんは重労働、殴打、吊し上げ、独房拘禁などの迫害を受けた。
2004年11月、劉さんは末子の娘とともに自宅で警官に拘束された。その後、劉さんは2年の労働教養を科され、株洲白馬壟女子労働教養所に収容された。
教養所に入ってすぐ、劉さんは強制的な洗脳を受け、3日間睡眠を許されず、立たされ続けるなどの拷問を受けた。その後も、劉さんは毎日10数時間の重労働を科され、法輪功を誹謗中傷する映像を見せられ、体罰・侮辱・脅迫などの迫害を受け続けた。
劉さんは2007年1月にようやく解放されたが、同年7月、劉さんは会社の上司に「法輪功は当局に罪を着せられた」と話した際、その上司に通報された。翌日、県国保(国家安全保衛)大隊の警官は劉さんを連行し、再び劉さんを株洲白馬壟女子労働教養所に収容した。2009年4月、劉さんは教養所で受けた迫害によって歩けなくなり、寝たきりのような状態になったため、釈放されたという。
今年7月6日、劉さんの元会社は国保大隊の警官と結托して強制的に劉さんを株洲白馬壟女子労働教養所に送った。劉さんの両足が動かないため、教養所側は劉さんの入所を拒否し、劉さんを国保大隊に送り返したが、8月18日、劉さんは再び教養所に収容された。
1カ月後、劉さんは痩せこけ、両足の筋肉が萎縮し、椎間板ヘルニアを患い、全身が動かなくなり、寝たきりに近い状態になってしまったため、教養所側は劉さんを劉さんの元会社に送り返した。しかし、元会社と国保大隊は、もうすぐ中共の18大(第18回中国共産党大会)を開催するという理由で劉さんを帰宅させず、会社のオフィスに劉さんを軟禁し、犯罪歴のある男性2人を雇って劉さんを24時間監視している。
また同時に、元会社と国保大隊は劉さんへの年金の支給を停止し、劉さんの預金通帳と劉さんの娘2人の預金通帳を没収し、さらに娘たちの会計士の資格証明書まで没収したという。