【明慧日本2012年12月17日】吉林省永吉県に住む法輪功修煉者・朱景雲さんは今年5月29日夜6時頃、路上で何もしていないものの、警官に止められ、自宅まで行くよう強要された。続けて、家宅捜索や家財を没収された後、そのまま、前鎮留置場へ移送された。それから15日後、法的手続きもなく秘密裏に長春市の朝陽溝労働教養所へ移され、入所後、朱さんは1年3ヵ月の労働教養処分を下されたことを知った。一方、家族は朱さんが拘禁されるまで、朱さんの状況を一切、当局から知らされていなかった。
朱さんは労働教養所で十数日間にわたって睡眠を剥奪されたことがある。さらに、施設側は朱さんを死の寸前となるまで迫害したが、朱さんは一命をとりとめ、11月25日に面会を許された家族と会うことができた。
12月3日、家族は面会場所で朱さんと面会したが、顔色が白く、立つことも困難になり、人に担がれてきた朱さんの様子を見て、施設の中でどれほどの拷問が行われたのかを目の当たりにし、迫害の残酷さに衝撃を受けた。その翌日、朱さんが病院へ搬送され、健康診断を受けた後、病院側は朱さんの健康状態に異常がないと診断した。こうして、朱さんはやっと身体検査を受けることを許されたが、最終的に施設側と結託した病院側に診断の結果を騙され、告訴する道もなく施設へ連れ戻された朱さんの背中を見送るしかなかった。
朝陽溝労働教養所は未だに40人以上の法輪功修煉者を拘禁し、残酷な迫害を行っており、今年から、スタンガンで電気ショック・独房監禁・暴行・罵倒・洗脳などの拷問を加え、さらに不当に刑期延長の手口も使い、迫害を強化している。