【明慧日本2013年1月10日】北京市順義区に在住の法輪功修煉者・楊明華さんは昨年8月9日、地元の光明派出所の警官に同区の刑務所まで不当連行された。その後、労働教養処分を企てられたが、監禁先の健康診断の結果が不合格だったため、北京団河労働教養所に入所を拒否された。にもかかわらず、重病の楊さんは釈放されることなく、元の刑務所に返されて拘禁された。
楊明華さん
当時、楊さんは迫害を受けて瀕死の重傷を負い、「重病のための服役中の一時出所」による治療が必要とみられていたが、施設では治療を許されず、死ぬ寸前まで拘禁され続けた。その後、施設側は楊さんに命の危険をもたらした責任から逃れようとして治療のための一時出所を許した。楊さんは一命をとりとめ、昨年9月10日に家族のもとに帰ることができた。
楊さんは出所後、入院して1週間治療を受けていたが、医者から「末期の悪性リンパ腫」と宣告された。楊さんは家に帰ってまもなく、10月10日に無念な思いを晴らせないまま死亡した。享年59歳。
楊さんの妻・孫善香さんは法輪功に対する弾圧が始まって以来13年間、夫と同じように公安局や610弁公室による嫌がらせ・拘禁・恐喝などの迫害を受けてきた。2001年の初めから、2008年5月頃、昨年2月までの間に、3度も不当連行されて拘禁された。孫さんは、山西省女子労働教養所で立たされたり、小さな椅子に座らされたり、長時間にわたって拷問された。それだけではなく、自由に行動できず、喋れず、休めず、行動はすべて制限される日々となっていた。その上、施設内の不法人員達が、法輪功を軽蔑するビデオ・書類等邪悪な宣伝資料を利用して孫さんに強制洗脳を1日に17時間も行い続け、いわゆる「反省文」を書かせて法輪功を批判させた。
現在、孫さんは北京女子労働教養所に拘禁されて迫害されている。しかし、彼女には夫が死んだことを知らされておらず、夫の死に関しては何も知らない。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)