文/湖南省の大法弟子 李善慧
【明慧日本2013年1月20日】
大法の資源を大切に、合理的に企画する
資料の作成に際しては品質を保障して効率を上げ、少ない資金でより多くの事を完成させるようにしてきました。それは長い間の努力の結晶です。
例えば、ずっと制作しているPVC(ビニール)のお守りはとても綺麗で人気があります(少しずつ現在の形まで改善してきました)。需要量は多いのですが、PVCフィルムは厚くてハサミでは非常に切りにくかったのです。しかも、一つの小さなお守りにつき、最低2回は切らなければなりませんでした。仮に初回にきちっと切れなかった場合は、4回も切らなければなりませんでした。四角に切った後に四つの角を面取りしなければならず、相当な時間と労力がかかりました。
2008年に技術と設備の面において突破しようと、コンパクトで便利なミクロトーム(注:物体を薄く切る装置)を低価格で購入しました。当然ながらメーカーによって提供されているミクロトームは全て標準規格の寸法となっているのに対して、私達が設計したものは標準規格ではありません。そこでメーカーに連絡して技術師に相談すると、お守りの寸法に合わせて新たなモデルを作ってもらうことに協力していただきました。一つのお守りにつき1回だけの切る作業で完成させることができました。そのお陰で裁断する時間が大幅に短縮されました。機械音痴の私達にとって、寸法設計もスムーズになりました。材料の無駄がなくなり、しかもプリンターで印刷可能な状態にするには両面のカードを真ん中に寄せ、その上切片を鋳型の寸法に誤差なく合わせるという高度な技術が必要なのですが、それを実現できて本当に不思議でした。(メーカー側でもカードの寸法と切片のサイズが合わないのではないかと心配していましたが、私たちが設計した寸法はぎりぎりセーフでした)。大法弟子のやる事はやはり常人と違い、超常的な力があると分かりました。できないことはないという大法の法理が実証され、大法の事をこなす過程の中で大法の超常さを、また見せてくれました。
また、「言うのは簡単だが、やり始めてみれば難しい」という常人の理がありますが、大法弟子の場合は違います。いかなる困難なプロジェクトでもきちんと完成させることができます。今年に入って、同修から真相資料の小冊子とチラシの写真を全てカラーにしようという意見が出ました。当初、私は昔ながらのやり方がよかったと思い、なかなか乗り気になれませんでした。いつも問題が起きると最初の念は人の観念を用いていました。常人の理をもって問題を見ていました。当初の認識では「カラーにすれば資料点にとって難しい課題になる」というものでした。また、「真相資料の内容はすべて明慧ネットからダウンロードしたもので、白黒でもカラーでも関係なく、人を救う事には変わりがない」と内心で思っていました。「どうして同修はカラーにする必要があると考えるのか?」ある地方の協調人が「A4の四分の一のサイズではなくB5の四分の一のサイズに変えたい(配りやすいという理由でしたが、実は以前はB5サイズで編集しており、それをA4サイズに変更したという経緯がありました)」と言い出し、それはまた資料点を困らせてしまうのではないかと不満に思っていました。B5の四分の一だと最初から製版し直さなければいけませんし、時間がかかるので以前はそれが原因で、途中で挫折していました。明慧ネットに既成のA4の四分の一のサイズのものが提供されているので、それをダウンロードすればそのまま印刷して使えるので時間が大幅に節約できます。資料作りにとって時間は何よりも貴重です。もし時間の配分をきちんと行わなければ、学法の時間すら保障されなくなります。
私はずっと同修から出された意見に悩んでいました。私は何度も何度も自分に問いかけてみました。同修の提案は本当に正しいのだろうか? 本当に合理的なのだろうか? 変更する必要があるのだろうか? 実行するとなると時間と労力が取られてしまう上、カラーレーザープリンターの購入費用に高いコストがかかってしまいます。学法の時にも集中できず、頭に同修の提案が浮かんでしまいました。それにしても実際は莫大な時間と精力をかけてまでやりたくないのが本音で、色々な方面から妨害が入ってきて心をずっと放下できませんでした。現状を変えたければしっかりと心を静めて長時間学法するしかありません。そして『転法輪』第四講の「代償を支払うことができるかどうか、苦しみに耐えられるかどうかによって決まります」を読んだ時、ようやく心性上の問題が見つかりました。思想が行き詰まった原因は「苦労」と「疲れ」を恐れる心が働いているからでした。家族の皆で学法して、相談と討論を繰り返した結果、「真相資料の品質を高めるためにやりましょう。今までより大変かもしれないですが、頑張ろう」という夫の一言で決まりました。続いて「やりましょうか。それほど難しいことではないので、衆生を救えるなら難しくない。いかなる事でも克服できる。きっと成功します」と息子が言いました。私はその言葉を聞いて観念が完全に変わりました。本当に天は清らかで、体は軽やかで透き通っているように感じて気持ちがよかったです。まさに師父のおっしゃった「観念転ず 腐敗物は滅し 光明が顕れる」(『洪吟』「新生」)のようでした。
皆の意見が一致したところで、いかにコストを抑えてより多くの事を完成させるかについて分析を始めました。息子がすぐにインターネットでカラーレーザープリンターとプリンター複合機の情報を調べ始めました。カラーレーザープリンターの購入費用は十数万元、または数十万元もかかるということで予算がないため、その選択を断念しました。一つランク下の物は数万元で済みますが、作業の手間がかかります。頻繁にトナーカートリッジを変える必要があるので、頻繁にドラムを清浄にしなければならない上、置くスペースが限られてしまいます。2つ目はデジタル複合機のカラーのトナーカートリッジを増設する選択ですが、それも難がありました。色ごとにトナーカートリッジが必要なので、最低でも3つのトナーカートリッジ(赤黄青)を購入する必要が出てきます。1つのトナーカートリッジの購入費用は5、6千元かかります。しかも必要な色数だけ同じ紙に印刷を繰り返す必要がありました。そのため製版の問題が増えてきます。つまり1枚の紙に4回印刷する必要があり、版面が狭いので、もし給紙トレイにセットする時にズレが生じたら、その紙が使えない可能性があります。大量の浪費は目に見えています。しかも恐らく画像の出来ばえは良くない上、品質の悪いものを手作業で時間を掛けて取り除かなければならないという余計な作業が発生してしまいます。そうなると時間と労力だけでなく、大量のコストもかかります。
この認識について3人の意見が一致しました。つまり現行の設備を利用してその目的を達成させるしかありません。取り敢えず現行のインクジェットプリンターでA4の四分の一サイズのカラー小冊子を作って同修に使ってもらいながら、デジタル複合機とインクジェットプリンターを利用してカラーの真相資料の制作を試みました。まずはプリンター複合機を使ってモノクロのものを印刷してから、インクジェットプリンターで写真の部分を再度印刷しました。実験を通じていけるとわかりました。プリンター複合機はインクジェットプリンターより素早くきれいに印字ができますが、インクジェットプリンターが印刷した画像はプリンター複合機より更に鮮明で綺麗です。それぞれの長所を取りいれて大量制作していけば、低ランクのカラーレーザープリンターよりスピーディかつ、時間と労力とコストを抑えることができます。最も重要なのは衆生を救う需要を満たすことができることです。画像印刷のスピードを上げるために、私たちはインクジェットプリンターを増設しました。それから、明慧ネットに掲載されている基本的な真相内容を使って、B5の四分の一の小冊子を新たに植字し直して作成しました。これは長い時間が経っても配布できるような内容です。三退の人数は変動していますが、その都度新しい内容と合わせて一緒に配布していれば問題ありません。今回編集した小冊子は規格が適当で内容が良く、画像がきれいで衆生が受け取りやすいという同修の意見がありました。ここで自慢しているわけではありませんが、これは修煉過程の中での体験に過ぎません。修煉過程において学法を最優先に心を込めてきちんと行えていれば、師父の法理が随時に弟子の英知を開かせてくださいます。すぐに執着を取り除き、固定観念を変え、正しい悟りがもたらした結果だと思います。
(続く)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)