【明慧日本2013年1月22日】四川省会理県裁判所は去年11月17日、70歳の呉従美さんに対して不法な裁判を開いた。最終的に同裁判所は被告人の弁護士の答弁を無視し、被告人が無実だと知りながらも、高齢の呉さんに懲役3年の不当判決を宣告した。
5月29日午前中、呉さんが自宅で孫の面倒を見ていた際、数人の警官が家の中に侵入してきた。警官らは声を出させないように呉さんの顔を塞ぎ、後ろ手に拘束して押し付けた。呉さんは拘禁期間中、40日にわたって迫害に抗議して断食を続けた。
しかし、会理県公安局は断食で体が痩せこけた呉さんの健康状態にかまわず、同県検察庁及び裁判所と連携して、更なる迫害として呉さんに不当判決を企て、罪名を捏造した。さらに人権派弁護士が呉さんの無罪を弁護するために、立件に関する書類を見ることさえ拒否した。
裁判の当日、開廷まで妨害を受け続けていた弁護士は、被告人の無罪弁護のために、法的手続きに従い、中国の法律を根拠として法輪功の真相資料を配布し、法輪功を学んでいるという理由で呉さんを起訴してはならないと主張した。また公訴人が「邪教組織を利用して国家法律を妨害した」という理由をつけて被告人への迫害に加担したことの違法性を指摘した上で、中国共産党の卑劣な弾圧政策のもとで迫害を行なっている警官や司法部門の職員に対して、罪のない人への迫害に加担したという歴史の罪人にならないために、迫害を停止するよう求めた。
しかし裁判長は法廷の場で、呉さんに対する弁護人の答弁を許さず、弁護士が証拠を示すことも許可しなかっただけでなく、裁判の途中で2回にわたって理由もなく休廷するなど各種の手段で裁判を妨害した。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)