【明慧日本2013年2月3日】北京市朝陽(ちょうよう)区の法輪功修煉者・趙迎冬さん(40代女性)は法輪功を学んでいるという理由で、警官に不当連行され、北京市女子労働教養所に拘禁されている。
教養所で趙さんは「転向」をしないという理由で、警官に殴打されて下腿骨(かたいこつ)骨折し、筋肉が萎縮して歩行困難となった。趙さんはトイレに行くとき、両手を地面につけて体を支えながら動くことしかできず、とても痛ましい姿になった。
貧困家庭の趙さんの夫は視覚障害者である。趙さんは法輪功を学んでいるという理由で、中共当局に繰り返し不当連行され、労働教養を宣告されたため、趙さんの夫は、いっそう生活が苦しくなったという。
2009年10月、趙さんは3度目の不当連行に遭い、北京市女子労働教養所の第4大隊に拘禁された。教養所で「三書」へのサインを拒否した趙さんを含む法輪功修煉者たちは、食事を禁じられた上、警官は上司に「法輪功たちが断食している」と嘘の報告をし、趙さんたちに灌食の拷問を行った。
さらに、警官は趙さんを監視している受刑者に指示し、趙さんに自分の尿を飲むように強制したという。
また、趙さんは独房に拘禁されたり、睡眠時間を制限されるなどの迫害を受けた。
北京市労働教養所は法輪功修煉者に対して、さまざまな手段を使って迫害を加えている。例えば長時間、小さな椅子に座らせる、睡眠時間を制限する、水を飲ませない、食事に毒物を混入する、暴力を振るう、スタンガンで電気ショックを加える、奴隷のような強制労働を強いるなどである。迫害により法輪功修煉者が死亡する事例も見られ、拷問により身体障害者、精神障害者になる人も多くいたという。