【明慧日本2013年3月8日】オーストラリアに住んでいる麗莎さんはここ数十日、母親のことが心配でたまらない。母親の張鳳英さんは2012年11月25日、北京昌平霍営留置場に不当に拘禁されて以来、すでに3カ月が経った。家族は鳳英さんと一度も面会できていない。オーストラリアにいる麗莎さんは母親の安否が非常に心配で、この数十日来、何日眠れない夜を過ごしたか分からない。麗莎さんは昨年の大晦旦の夜、数年間会う機会もなく、両方の鬢(びん)が白髪混じりの、優しい母親である鳳英さんを思い出し、思わずさめざめと泣いてしまった。正月の間、麗莎さんはシドニーの中国領事館前で、人々に中共(中国共産党)の法輪功に対する迫害の真相を伝え続けている。
シドニーの中国領事館前で母親・張鳳英さんの救援を呼びかける麗莎さん
17年前、張鳳英さんは友達の紹介により、病気を取り除き、健康を保持する目的で、法輪大法を学び始めた。煉功して間もなく、全身の病気がいつの間にかなくなった。鳳英さんは法輪功の「真・善・忍」の原則に従って、社会や家庭で良い人になろうと努力していた。しかし、「虚言、凶悪、暴力」で統治を維持している中共は、1億人の法輪功修煉者の「真・善・忍」に基づく信条を容認することができなかった。1999年7.20、中共は法輪功に対して、人類史上最も悲惨な迫害を開始し、国家機関とさまざまな宣伝機関を駆使して、法輪功に対して誹謗中傷をし、侮辱し、国庫が空になることもいとわず、暴力と虚言で中国人を毒害し、そして、憎しみを扇動して正しい信条を消滅させようと企んでいる。中共は「天安門焼身自殺事件」をでっち上げ、法輪功に罪を着せ、さらに、軍隊や病院などを利用して、生きている法輪功修煉者から臓器狩りをして、不当な暴利をむさぼっている。
法輪功の正義を実証するため、そして中共に騙されている中国人を救い出すため、多くの法輪功修煉者は個人の安否を顧みず、命の危険を冒してでも、人々に真相を伝えている。張鳳英さんもその中の一人だ。
鳳英さんは11月25日、不当に逮捕され拘禁されたが、すでにこれは4回目となる。毎回非人道的な迫害を受けてきたが、そのような赤色恐怖の下でも、鳳英さんは獄中で依然として良識のある一般受刑者に対して、法輪功の真相を伝え続けている。母親の高尚な品格は娘の麗莎さんを感化し、勇気づけている。
現在も鳳英さんは獄中にいる。オーストラリアにいる麗莎さんができることは、より多くのオーストラリア人や全世界の人々に、母親や多くの法輪功修煉者が、信条のために中共から理由もなく受けている迫害の真相を伝えることであり、人々が中共の邪悪な本質をはっきりと見極め、そして、人々がその虚言や欺瞞から抜け出し、全世界の人々が協力して中共の暴行を制止させることだ。