文/台湾の大法弟子
【明慧日本2013年3月21日】法輪大法を修煉して、9カ月が経過しました。私は法を得たのが遅いため、慈悲深い師父は何度も私を啓発してくださいました。私が修煉を始めた初期のころ、特別に印象深い夢を三つ見ました。
最初の夢は、ある日、一隻の船が海岸に到着し、多くの同修が船に跳び乗りました。私の番になり、すでに乗船した同修が「速く! 跳び乗って」と声をかけてくれましたが、私は「跳んだら、海に落ちるかもしれない」と一瞬迷い、その一瞬の間に船は岸を離れて行ってしまいました。離れて行く船を見て、私はその場に泣き崩れました。
二つ目の夢は、私はまた船に乗ろうと、急いで海岸に駆けつけました。船に乗るには、いくつかの階段を登らなければなりません。自転車に乗ったまま階段を登ったものの、船は目の前で岸を離れて行ってしまいました。
その数日後、私は師父の『導航・北米五大湖地区法会での説法』を学んだ時、「私が今やっているこのことですが、もし新しく法を得た人であれば、その人は次の期において大法の中堅になるかもしれません」という説法を読み、「『次の期』ですか。いいえ、私は『次の期』になりたくありません。絶対、今期に師父について帰ります」という強い念を持ちました。
その後、私はまた三つ目の夢を見ました。非常に大きな船があり、私はその船に乗って、仕事を探していました。船の上層の階へ行こうと、エレベーターを待ち、エレベーターが来てドアが開き、その中の光景を目にした瞬間、私はあっ! と驚いてしまいました。そこには、さまざまな国のさまざまな人々がいました。人々は高級な作業服を着用し、デザインは同じで、服の色は人種によって異なっていました。スタイルのいい女の子たちがシルクのスーツを着て、ハイヒールをはいていました。みんな、見るからに若くて、品があり、ただ、とても忙しそうな様子でした。しかし、みんなと比べて、私の服はとてもみすぼらしく、住む世界がまるで違っているように感じました。
その夢を見た後、私は師父の『各地での説法』を次々に学びました。師父が私に『法船』で仕事を探すという夢を見させてくださったことが理解でき、法を正す時期の大法弟子は三つのことをしっかりやらなければならないと分かるようになりました。
それ以後、私は観光スポットで大法の真相を伝えようと決めました。観光スポットで人と顔を合わせて大法の真相を伝える時、人々の反応には両極端があり、優しい笑顔で待っていたかのように「三退」する人がいれば、冷ややかな顔をして、真相を聞かず、真相チラシも読まず、大声で怒り出す人もいました。真相を伝える中で、私は「人を救いたいという純粋な気持ちで、善意ある言葉で、その冷ややかな心を溶かすことができる」という体験をしました。確かに、すでに中共(中国共産党)の下で60年も毒害を受け続け、精神的にも人格的にも圧迫され、心が歪んでいる中国大陸の人は大勢います。私は彼らの境遇を思うと、彼らに同情と慈悲の念が自然に湧いてきます。それと同時に、歓迎の意を表し、台湾に来たからには法輪大法の真相を知り、法輪大法を理解して帰ってほしいと思いました。彼らがたとえ今回、「三退』しなくても、いつか「三退」のチャンスがきて、平安な将来が選べるようにと心から願っています。
私はいつも、観光スポットで大法の真相を伝える活動に参加した後、自転車で帰宅の途中、言葉では表現できませんが、心がとても平静だと感じます。たとえ、車の行き交う交差点に立っていても、まるで誰もいない所にいるかのように、少しの心のざわめきもありません。最初、私自身も「なぜ、こんな感じがするのか」と分かりませんでしたが、修煉するにつれ、私は「衆生に大法の真相を伝える際に、心の底から、その人が救われるようにと願って、善の念を発しており、利己的な心がまったくなく、『真・善・忍』に同化しているからだ」と悟りました。師父が私たち修煉者に外へ出るようにと要求されるのは、より多くの人を救うとともに、私たちに円満成就への梯子を与えてくださっているのです。
最近、師父の『選択』の経文を読んで、「大法弟子が外に出ることを選択すれば、衆生が救われるチャンスがある」と悟りました。師父が「あなたはかつてそこにいた生命だったり、またはそれらの王だったりするかもしれませんが、それだけのことです。あなたは今、人間なので、戻ることができません」(『二十年説法』)とおっしゃいました。修煉者とはいえ、身の安全が確保されたというわけではなく、修煉は水の流れに逆らって舟を進めるように、前進しなければ後退になります。古来、精進している修煉者は円満成就できるという話がありますが、円満成就を待っているのが修煉者だとは言えません。法を正す時期の大法弟子になりたければ、精進し精進して、より多くの人を救い、師が法を正すことを手伝い、先史の誓約を果たすべく努力しなければなりません。
以上、私が個人的に体得したことですが、同修の皆さんの慈悲なるご指摘をお願いします。
師父に感謝します!
同修の皆さんに感謝します!