【明慧日本2013年5月6日】臨沂市に住んでいた銭法君さん(45)は、1999年7.20以降、法輪功への弾圧が始まってから、当局の迫害政策のもと、嫌がらせ・拘禁・拷問などの迫害を受けて苦しめられてきた。
銭法君さん
一昨年9月23日、銭さんは臨沂市洗脳班で暴力的な灌食を受け、毒物の薬を飲まされて半身不随になった。約1カ月後、銭さんは山東第二男子労働教養所へ移された。入所前に受けた病院での健康診断は不合格だったにもかかわらず、釈放されず拘禁され続けた。
章丘労働教養所で銭さんが迫害を強く拒否すると、銭さんは監守と受刑者数人に押さえられながら、灌食の拷問を受けた。肺に無理やり差し込まれたチューブから大量の血が流れ出し、内臓に傷害を負って内出血するなどして重体となり、内臓からの出血も数日続き、排泄器官に障害をもたらしひどい尿失禁の症状が現れた。同じ牢屋の受刑者は瀕死の銭さんを案じて施設側に、銭さんのために救急措置を行うよう求めたが、「心配するな。奴が死んだら、荒野に捨ててしまうまでだ」と返答された。
長期間の不明薬物の投与により、銭さんは右足の皮膚が腐敗し、腐った部分からの膿や汚水が流れて固まり、少し動くだけでも極度の苦痛に苛まれている。
右足の皮膚が腐敗し、腐った部分からの膿や汚水が流れて固まった様子
結局、施設側は銭さんが死ぬことで責任を追求されることを恐れ、銭さんを釈放した。帰宅後、銭さんはやつれて見る影もなく、食べものも喉を通らず、骨と皮ばかりに痩せこけ、寝たきりの状態で今年4月1日に冤罪を晴らせないまま亡くなった。