【明慧日本2013年5月29日】外務省に所属する資料管理部の秘書・陳由邦さん(北京市)は去年11月10日、不当に連行された。
今年3月26日、法廷の場で陳さんの弁護士は、警官が脅迫して偽証拠を作ったと指摘した。そして、陳さんのアリバイを提示したうえで警官に法廷の場で証言するよう要求した。
しかし、陳さんは法輪功が迫害されている内容を記載した小冊子を配布したという理由で、3年6ヵ月の不当判決を受け、現在は朝陽区留置場で監禁されている。
陳さんの弁護士は不当判決の違法性を告訴する道もなく、怒りをおさえきれず、共産党がいかに悪らつかを次のように人々に訴えた。
「法輪功は一種の信仰であり、精神面の支柱でもある。中国の法律にも法輪功の信仰を禁止すると書かれておらず、法輪功修煉者の宣伝資料の配布は信仰上の自然な活動であり、憲法でも言論の自由が守られている。罪を犯してしていない団体に対し、国家として干渉してはならない。以上の事由をもって、事実と証拠及び法律に照らしても、陳さんは無罪であり、検察は即時に公訴を取り下げ、即時に釈放すべきだ」
また、「陳さんが拘禁されてから、高血圧を発症したにもかかわらず、1ヵ月にわたって手足が縛り上げられていた。さらに、初審の前に裁判所からの開廷の通知さえ受けていなかった」と、迫害の状況を暴いた。
現在、陳さんは北京市公安局・朝陽区検察庁・朝陽区裁判所などで42人以上の関係者に対して、「法律乱用罪」という罪名で上訴している。