【明慧日本2013年6月22日】吉林省通化市の法輪功修煉者・于東華さんと李敬芝さん夫妻は、当局に迫害され相次いで死亡した。于さんは刑務所で残酷な迫害を受け、2003年1月25日に亡くなった。享年48歳。李さんは労働教養所で迫害されて脳血栓の病状が現れ、今年5月1日に亡くなった。享年59歳。
于さんは瀋陽鉄道局所属の通化市第3支社の元技師で、1995年に法輪功を学び始めてから、深刻な肝硬変による腹水が自然に治った。妻の李さんも病弱であったが、夫の体の変化を目にして、1998年に修煉を始め同様に健康になった。
1999年10月末から11月初め頃、妻の李さんは不当に拘禁された。2000年、于さんが法輪功の書籍を人に渡した時、その人は法輪功の真相を知らなかったため書記の肖爾基にそれ手渡し、肖爾基は鉄道の公安処に報告した。公安処の王学軍が「共産党員は煉功することを許さない」と命じた際、于さんは直ちに脱党を表明した。肖爾基、王学軍らは于さんを鉄道刑務所に15日間拘禁した。
2002年2月10日、于さんは一建小区で法輪功のDVDを配布していた時、通報された。その時、派出所の警官は区内のすべての交差点に人員を配置し、于さんを連行して長流刑務所に送り労働教養をさせようとした。于さんは極度の近視で、刑務所で奴隷のように酷使されても眼鏡をすることを禁止され、木製品(つま楊枝あるいは割り箸など)の棘が刺さり、治療ができなかったので化膿して指が太く腫れた。肝硬変による腹水も再発した。
刑務所側は于さんを70数日間迫害し、于さんが危篤状態になったので、4月25日に家族を迎えにこさせた。その時、于さんはすでに歩行する事ができず、家族に背負ってもらって帰宅した。
家に戻った後、于さんは2カ月間入院治療を受けたが、派出所の警官は繰り返し嫌がらせを行った。書記の肖爾基は医療費の問題で何度も于さん一家を困らせて、家族は医薬費の工面が困難だった。于さんの精神と体は残酷に迫害され、2003年1月25日(旧正月の新年)に亡くなった。
2004年3月25日、于さんが亡くなった1年後、妻の李さんは老站派出所の警官に不当連行され、4月28日に長春の黒嘴子女子労働教養所に収容された。家の中には在学中の娘1人だけが残った。父が亡くなり、母が労働教養され、娘はやむを得ず中途退学をした。
李さんは労働教養所で3カ月も経たないうちに高血圧になり、6月に家族に迎えられ帰宅した。その後、李さんは脳血栓の病状が現れて、今年5月1日に脳出血で亡くなった。