【明慧日本2013年6月23日】フィンランド首都ヘルシンキで先月の25、26日、年1度の大型文化交流活動「世界村フェスティバル」を開催した。この活動は毎年、数万人の入場者がいる。法輪功修煉者は今回の活動に参加した。修煉者たちが伝えた中国で起きている迫害事実は、多くの入場者に衝撃を与えた。
今回の「世界村」の活動では中共(中国共産党)による迫害を受けた法輪功修煉者自身が真相を証言した。会場では入場者たちが、8年間も監禁され迫害された事実に聞き入っていた。「連続14日、毎日24時間で順番に自白を強要され、スタンガンで電気ショックを加えられ、長時間足かせをかけられ、睡眠剥奪」などで修煉者を迫害する事実に衝撃を受けた人々の表情が変わっていった。フィンランド政府の救援により、11年後に二人の修煉者が出会ったことに観衆たちが興奮して熱烈な拍手をした。
世界村の活動中、アムネスティ・インターナショナルのメンバーが法輪功修煉者・陳真萍さんの救援を呼びかける |
世界村の活動中、法輪功修煉者が功法を紹介 |
世界村の法輪功の活動の一つとして、アムネスティ・インターナショナルが中共に不当監禁されている法輪功修煉者・陳真萍さんの救援を呼びかけた。フィンランド北部に住んでいる陳さんの二人の娘の金昭宇さん、金昭桓さんが会場に招かれた。アムネスティ・インターナショナルの代表Anu Tuukkanenさんが現在の中国の人権状況と法輪功修煉者が中国で迫害されている被害状況を説明し、陈真萍さんの救援に手を貸すよう聴衆に呼びかけた。
陳真萍さんは法輪功を学んでいることを理由に、2008年に鄭州市農業路関虎屯住宅地区で現地の警察に連行された。そして、金水区人民法院(裁判所)で秘密裏に懲役8年の不当判決を下され、現在は河南省新郷市女子刑務所に拘禁されている。現在、陳さんの弁護士の李蘇浜さんはいまだに陳さんと会うことが許されない。同刑務所の刑務所長が毎週、陳さんと面談し「刑務所は迫害していない」と言うよう強要されているという。看守が考えられる全ての方法で陳さんを転向させようとし、さまざまな手段で迫害している。夜中の2、3時になってもまだ寝かせず、また、刑事犯に指示して陳さんの親戚友人からの送金やカードを盗み、日常用品を買うお金を取り上げている。 これらの事実を会場の観衆は非常に真剣に聞き、次から次へと法輪功修煉者を救援する署名用紙にサインをした。
世界村の活動中、設置した法輪功の展示ブース前では、詳しく知ろうと大勢の人達が取り囲み、中共の残酷な迫害や拷問の実態を聞いていた。また、生体臓器狩りの事実に驚愕し、自主的に署名し迫害反対を応援した。
世界村の活動中、法輪功展示ブースに大勢の人が集まる |
世界村の活動中、法輪功展示ブース前で詳しい情報を聞く人々 |
6人の若者が「中共による生体臓器狩りの暴挙はたいへん残忍だ。私たちは身近な知人や友人にこの事実を伝える」と、怒りあらわに表明した。最後に、彼らは迫害反対の署名をした。
ある年配のフィンランド人は「中国に行ったことがあります。当時は、まだ通りで法輪功を修煉する人を見たことがあります」と言った。しかし、彼女は現在もう中国へ行くことができない。中国大使館が彼女にビザを発給しないというのだ。その原因は、彼女がずっとネットワーク、及び他にも中共の迫害を受けているグループを支援し署名しているからだ。「私は以前あなたたちのためにすでに署名しました。今回もまた署名します。私はずっとあなた達を支持します。あなた達は良い人です」と、法輪功修煉者を励ました。
活動期間中、法輪功と反迫害の署名を募集する理由を修煉者が説明すると、たくさんの人がすぐに署名に協力した。ある若いフィンランド人女性は資料をもらった後、自分で調べてみると言って立ち去った。12時間後、彼女はまた来てサインしなければいけないと言った。また、「これは全ての人に対して非常に重要な事です」と、法輪功修煉者に話した人もいた。
迫害停止を求める署名ブースの前には、正義を支持する人々が並んで署名する感動的な場面が見られた。