【明慧日本2013年7月3日】浙江省第四刑務所は2007年、法輪功修煉者・金李欣さん(男性)が自殺したと騙し、家族に遺体を見せず偽装工作を行った。金さんの死亡後、警官は遺体安置所を立ち入り禁止にし、金さんの家族も近づけないで遺体を白布で包み、犯罪の証拠隠滅をはかった。刑務所、検察院などの司法部門は互いに結託し、金さんの死因を隠ぺいしたと家族側は確信している。
その後、金さんの両親は、息子が監禁されて殺害されたことや警官の一連の嫌がらせにショックを受けて持病がひどくなり、無念な思いを晴らせないまま、死亡した。
杭州市出身の金さんは、姉が上海市浦東新区で住宅を購入したため、両親と共に同居した。2006年、金さんは北京の天安門へ行き、横断幕を開いて法輪大法の素晴らしさを伝えたが、警官に身柄を不当に拘束され、その後、戸籍地の浙江省第四刑務所へ移送された。それ以来、殺害されるまで不当に拘禁されていた。
浙江省第四刑務所は、中共(中国共産党)当局の法輪功修煉者に対する弾圧政策に追随し、憲法を無視して修煉者への迫害に加担してきた。法律上、正規の施設として登録されておらず、迫害を隠蔽するための偽装工作を行っており「杭州武術機械有限会社」という偽の看板を掲げ、民衆と社会を騙している。中共当局の法輪功への弾圧政策の下、地下組織として管理されている。その組織の本質は、ナチスとまったく同じである。
2004年4月11日、元警官・陳乃法さん(48)は同所で法輪功を学び続けている状況下で、拷問により気管をナイフで切り裂かれて殺害された。施設側は死因を隠蔽するため、すでに死亡している陳さんの首をロープで絞めた。その後、家族に黒紫色になった首の傷跡を見せ「陳はロープで首を吊って自殺した」と言って騙した。
この迫害を隠蔽するため、陳さんがいた部屋の入口には警官や看守が配置され、家族は中の様子を知ることができなかった。さらに、家族は施設側から口封じのために4万元の慰謝料を賠償され「事実を外界に漏らさないように」と中共公安機関者から脅された。
法輪功への集団迫害を調査する関係者は、中共当局が大型の秘密収容所に修煉者を監禁し、生きた修煉者から臓器を摘出するという暴行行為を証明しており、同所もその秘密活動に追随し、生体臓器狩りのための採血などの検査を行い、これらの犯行を行っていることを暴露した。