【明慧日本2013年7月22日】河北省唐山市の法輪功修煉者・王旭東さん(28歳女性)は昨年11月3日、唐山市の警官により不当に連行され、家財を没収された。同年12月、不法に逮捕され、唐山市第一刑務所に6カ月間拘禁された。その間、頭に覆いを被せられたり、奴隷のような重労働を強要されたりした。警官は家族の面会を禁止したため、家族は王さんのことをとても心配している。
王さんは唐山市ラジオ大学の日本語学科を卒業した後、技能教育専門学校、小中学生塾に就職したことがある。王さんは賢くて心が優しく、勤勉なため、上司や同僚から好評だった。王さんは先天性の心臓病を患っているため、激しい運動をすると動悸がして呼吸困難に陥り、常に点滴を受けなければならなかった。しかし、法輪功を学び始めてから全ての病気が消えた。
昨年11月3日午後3時ごろ、唐山市公安局、路北支局、大理路派出所の17人の警官は、王さんの自宅に不法に侵入してパソコン1台、ノートパソコン1台、数冊の書籍を没収した。当時、王さんは留守だったため、警官は尾行や監視などの手段を取り、午後5時ごろ小山付近のレストランで食事をしていた王さんと友人・安秋芬さんを不当に逮捕した。
王さんが連行された後、家族は王さんの行方が分からず、5日後、王さんは唐山第一刑務所に拘禁されていることが分かった。11月3日夜、安さんは文北派出所と居民委員会にパソコンや身分証明書、銀行カード、家財などを没収された。安さんは翌日から15日間不法に勾留された。11月4日、王さんの母親は勤務先(路南病院)で軟禁され、数日後に解放された。
王さんは今もなお刑務所に拘禁されており、囚人服の着用を拒否した王さんは、頭に黒い覆いを被せられて迫害された。警官は王さんに洗脳を強制し、睡眠をはく奪した。また、刑務所は王さんに奴隷のような重労働(手袋や綿棒などを分類して包装する)を強制した。
王さんの両親は、路北支局に「王さんを拘禁する理由について説明してもらいたい」と求めたが、担当の警官・趙陸飛(音訳)は納得できる理由を挙げられず「現在調査中だ、秘密を守らなければならない」と言った。王さんの両親は何度も刑務所へ行って面会を求めたが、一度も許可されなかった。
王さんは幼い時から優しく、楽観的で、他人が友好的ではないときでも、王さんは相手のことを許してあげた。王さんは「なぜ人々は、いつも真心と美しい心を持つことが出来ないのか」と思い、神聖かつ純潔な修煉の道を歩めることを期待していた。1998年7月、王さんはある雑誌で李洪志先生の写真を拝見し、李先生こそ自分が求めている師父だと認めて、母親と一緒に修煉を始めた。
母親が不法に拘禁されているとき、王さんは中学校に通っていた。父親は仕事をしながら、年老いた両親の面倒も見なければならず、また、お金を払って知り合いの人を通して刑務所へ行き、拘禁されている妻と面会をしなければならなかった。王さんの面倒を見くれる人が居ないため、小さい時から学校の寄宿舎に宿泊しなければならなかった。寒い冬にも薄い布団しかなく、靴もなかった。唐山第54中学校の先生は王さんに「修煉しないという保証書を書くように」と圧力をかけ「書かないと退学させる」と脅し、王さんを1カ月間通学停止にしたこともある。そのため王さんの成績は急激に低下し、最後には大学にも合格できなかった。
現在、王さんはすでに6カ月間拘禁されており、路北公安支局と大理路派出所は王さんの両親に如何なる説明もしてくれなかった。刑務所は拘留通知書を一枚を渡された後、王さんを不当に逮捕した。事件の処理は現在、路北検察院で行っているが、王さんの両親は娘の状況をとても心配している。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)