【明慧ネットの2013年7月22日】先月29日から30日にかけて、ドイツ・ミュンヘンのリバプール大通りで、“民主と時代の本道”というテーマのイベントが行われた。ドイツの法輪功修煉者はこのイベントに参加し、“中共は生体臓器狩りを行っている”と書かれた横断幕を掲げ、往来のミュンヘン市民の関心を引いた。
このイベントで、ミュンヘンの法輪功修煉者と国際人権組織(IGFM)のミュンヘン支部は、共同でブースを設置し、ドイツの人々に、法輪功修煉者に対する中共の生体臓器狩りの悪行を伝えた。中国でこのような悪行が行われていると知った時、多くの人は驚き、しばらく呆然とする。皆、最初は信られない様子だが、大多数の人はすぐに署名して、中共の犯罪をけん責した。
中国からの観光客、学生と現地の華人も足を止め、横断幕を観ていた。そして法輪功修煉者と話し合い、その場で中共の各種組織から脱退を表明する人、国連に呼びかけて中共の暴行を制止するよう署名をする人もいた。そして迷いもなく署名表に自分の名前と住所を残しています。
国会議員候補「私に何ができますか」
ちょうどドイツの総選挙の時期ということもあり、バイエルン州の各党派のブースがちょうど正面にあった。法輪功修煉者は、すべての政党のブースの前に行き、現職の国会議員、州議員、市議員と各レベルの立候補者と話し合った。多くの政治家は、自分のやり方と能力で、中国で発生しているこれらの事に関心を持つと語った。ある立候補者は、中共による法輪功迫害の制止をドイツ政府に呼びかける署名表に署名をした。
自由有権者党の候補者であるスーザン・アンデスさんは、法輪功修煉者から中共による法輪功修煉者への迫害の実態を聞いた。そして、誠意をもって、自分にできることは何かと尋ねた。彼女はこの問題に関心を持ち、法輪功修煉者に更に詳しい資料を必ず送ってほしいと頼んだ。
法輪功修煉者・丁楽斌さんは、数百キロ以上離れた所からミュンヘンに来て、今回のイベントに参加した。彼の母親・馬瑞梅さんは法輪功を修煉しているという理由で、去年の夏、中共当局に不法に労働教養を科され、現在は山東省第一女子労動教養所に拘禁されている。1年来、丁さんはドイツ各地を駆け回り、彼の母親の救援を求めている。今回、彼も政治家たちと話し合った。ドイツ各界が圧力をかけたため、現在、彼の母親は労動教養所での立場がある程度好転しているという。
市民は続々と署名し、人権組織は中共の法輪功迫害に関心
今回の署名活動は、それぞれの選挙区の立候補者に対して行われたが、市民らも続々と署名を行った。彼らの驚きの声は、更に多くの注目を集めていた。多くの人が横断幕を見た後、そのままブースの前に来て署名をした。ある紳士は中共の犯罪を知った後、すぐ資料を持って向かい側の各大政党のブースへ行き、彼らにこの件について対応するように求めた後、長い間署名活動のブースの近くに立ち止まっていた。
国際人権組織(IGFM)のミュンヘン支部の責任者・ティラークさんは以下のように語った。「今回のイベント(民主と時代の本道)は、ミュンヘンの有名なイベントのひとつで、人権に関するテーマを有しています。中国の人権侵害の問題はとても深刻であり、そのため国際人権組織ミュンヘン支部は、重点を中国の人権問題に置いています。私達は法輪功修煉者と一緒に署名を求め、人々に中共の法輪功修煉者に対する生体臓器狩りに関心を持つように呼びかけ、また高智晟弁護士(訳者注:中国で当局に拘束されている人権派弁護士)のための署名もお願いしています。多くの人は私達の展示場所に気づくと、積極的に署名に応じるか、既に署名をしたと教えててくれます」