【明慧日本2013年8月10日】山西省晋中市太谷県の法輪功修煉者・韓来青さんは昨年11月18日、杏花嶺派出所に陥れられ、太原第二刑務所に拘禁された。その間、警官は尋問に対して一切答えなかった韓さんに対して、罪名をでっち上げた。
5月8日、太谷県の裁判所・検察庁・派出所の司法部門は互いに結託し、韓さんに対する不正裁判を行い、懲役4年の不当判決を宣告した。その判決書は、裁判が終わって7日後に家族のもとに届いた。
6月26日午後、韓さんの妻はいろいろな困難を乗り越え、やっと太原市中級裁判所(高裁にあたる)の裁判長と会うことができた。そのとき、韓さんの妻は裁判長に向かって「証拠など何もない状況下で、検察の主観的意見に左右され、不当判決に至ったことは不服だ。中国の法律に法輪功の信仰を禁止するとは書かれておらず、どの法律に背いたのか? なぜ信仰してはならないのか? 多数の弁護士が法律に基づき、誰もが法輪功の件に対して無罪の弁護をしている。しかし、司法部門は同じ法律に基づいて裁判を行っているのに、弁護士の論調といつも違っている。裁判所は人の命を軽視してはならない」と述べた。検察側は偽の証拠に基づいて裁判を行ったため、裁判長は返答に困った。
韓さんの妻は裁判所へ行き、訴状や無罪を証明する資料を裁判長に渡し、毎日のように夫の解放を求めた。そのたびに妻は「深刻に人権を蹂躙され、生命が危機にさらされている夫を非常に心配し、中共当局に、罪のない夫が殺害されるのではないかと案じている」と、訴え続けた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)