【明慧日本2013年8月19日】湖北省黄岡市の法輪功修煉者・張新子さんは2010年8月3日、法輪功を学んでいるという理由で610弁公室の警官らに不当に連行された。張さんは労働教養1年を宣告され、失明寸前になるほどひどい暴行を加えられた。さらに、懲役7年の不当判決を宣告されて沙洋(さよう)刑務所に拘禁された。
家族は刑務所の面会場所で張さんと面会したが、張さんは顔色が悪く、髪の毛は白髪に変わり、やせ細って立つことも困難な様子を見て、施設の中でどれほどの拷問が行われたのかを目の当たりにし、迫害の残酷さに衝撃を受けた。そのとき、看守は「重病のための服役中の一時出所」を求めた家族に、「俺の好きなようにやる。張の子供から張を奪い取り、張が親孝行ができないように監禁し続け、張の家庭崩壊を楽しむのだ」と言ったという。
張さんの母親(90代)は息子が連行されたことにショックを受けて涙を流す日々となり、結局、失明した。しかし、母親は会うことのできない息子の名前をつぶやきながら、日々、家の門前で息子の帰りを待ち続けているという。
張新子さんの母親(90代)
張さんは昔から人を助けることに力を注いでいた。特に車事故でのけが人を助けたことは地元でもよく知られている。例えば、家の前の事故が起きやすい道で事故に遭った人に対して、張さんは軽傷の人を自分の家で手当てをしたり、重体に陥った人を自家用車で病院へ運んだりした。その中で、人の命を助けたこともあった。
そのため、地元住民らは張さんのような良い人が不当に連行されたため、この不正行為に憤慨し、警官らの違法性や逮捕の強硬手段を強く非難し、中共(中国共産党)当局がいかに悪らつかを人々に訴えるしかなかった。