【明慧日本2013年8月22日】吉林省永吉県の法輪功修煉者・朱景雲さん(50歳男性)は先月24日、県610弁公室の警官により、秘密裏に朝陽溝労働教養所から洗脳班に移送された。
朱さんは2005年に法輪功を学び始め、心身の健康に高い効果を実感した。昨年5月29日夕方6時ごろ、朱さんは路上で地元の公安支局の警官6、7人に不当連行され、家宅捜索を受けた。警官らは朱さんを口前鎭刑務所に2週間拘留した後、労働教養1年3カ月を宣告し、秘密裏に長春市の朝陽溝労働教養所に拘禁した。警官は数日後になってやっと、朱さんが教養所にいることを朱さんの家族に通知した。
昨年10月18日から10日間、朝陽溝労働教養所第3大隊は邪悟者を利用して、法輪功修煉者に「転向」を強要した。朱さんは10日間、邪悟者に睡眠をはく奪されて夜中3時まで説得されたため、脳血栓の症状が現れ、昏睡状態に陥った。朱さんは救急に長春市吉林大学第二付属病院に搬送されて一晩、応急手当を受けた。翌日、朱さんは目が覚めたが歩行不能の状態で、警官に教養所に連れ戻された。その後、朱さんは「治療のために家に帰らせてほしい」と大隊長に求めたが、拒否されたという。
しかし、11月25日の夕方5時ごろ、朱さんは突然、全身がけいれんし、意識不明に陥った。教養所側は朱さんを長春市吉林大学第一付属病院に搬送し、4時間後に朱さんの家族に知らせた。
その後、意識を回復した朱さんはすぐに教養所に連れ戻された。そのため、家族は12月3日に教養所へ行き、朱さんと面会した。人に背負われて出てきた朱さんの姿を見て、家族は教養所側に朱さんの治療を求めた。翌日、家族は自費で朱さんを長春ベチューン医科大学に連れて行って脳の検査をしたが、「正常」との結果が出された。家族は検査の結果に対して、「足が揺れ動き、歩けないのに正常だと?」と疑ったが、警官は家族の目の前で、そのまま朱さんを労働教養所に連れ戻したという。
先月、610弁公室の警官は労働教養期間が終わっていない朱さんを秘密裏に洗脳班に移したが、家族には通知しなかった。
かつて朱さんは、法輪功を学んでいるという理由で不当連行・拘禁などの迫害を受けた。
2009年9月15日、警官は朱さんの自宅と朱さんが経営している家電商店の家宅捜索を行い、朱さんの家のパソコン2台、プリンタ1台、印刷用紙1箱、2万1500元の現金を没収し、朱さんの長女を連行した。その後、長女は労働教養1年を宣告されたという。
10月8日午前8時過ぎ、警官は再び朱さんの家に不法侵入し、朱さんを連行しようとした。朱さんは畑に逃げたが、警官に身柄を拘束されて暴力を振るわれ、パトカーに押し込まれた。
公安支局に連行された朱さんは、警官に殴打され、スタンガンで電気ショックを加えられて意識不明になり、病院に搬送された。その後、朱さんは刑務所に拘禁されて迫害され、尿失禁になったという。