【明慧日本2013年8月23日】「999救急センター」は、法輪功修煉者への迫害を行う施設として利用されている。同病院は緊急治療を行う病院であり、そこでは正常な修煉者を重病患者と扱い、それを理由にして修煉者らを迫害している。法輪功修煉者は、心身ともに健常であると担当医から診断されたとしても、病院側は当局の法輪功への弾圧政策に加担しているため、修煉者らを拘禁し続けている。
次に、北京海淀区留置場で殺害されていた法輪功修煉者・鄧懐穎さんが同病院へ運ばれた記事を目にした修煉者の証言に基づく、迫害の真実の状況である。
「999救急センター」は、全密封の4階建ての施設として個別に設けられ、鉄製の門で閉鎖されている。この施設は北京市公安局や各留置場と結託して、断食で迫害に抗議して体が病弱した修煉者と、健康診断が不合格となった修煉者を収容している。
ここに送られてきた修煉者は、誰もが4本のガラス瓶を満たすまで血を抜かれている。その後、修煉者は4階へ連れ去られ、万隊長という警官に管理され、監視されている。
拷問の実演:ベッドに縛り上げられる
万隊長はリング状の枷で修煉者・蔡錦香さんをベッドに縛り上げ、数日にわたって手をあげた状態で固定し、食事や排泄などもそのままさせた。
修煉者・肖堯さんは警官の指示に従わなかったとして、成分不明の薬物の注射などでさらに過酷な管理で迫害をエスカレートされた。
ある修煉者は、施設内で毎日「枷を取ってください」「真・善・忍の信条は正しい」などと大きな声で叫んだ。施設内では毎日のように、この修煉者の不屈な精神から発せられる叫び声が響き渡っていたという。