【明慧日本2013年10月31日】遼寧省撫順市の法輪功修煉者・黄亜光さん(女性)は1年半前、義母の葬儀の帰りに警察に強制連行され、留置場に拘束された。その後、黄さんは何ら法的手続きもないまま、馬三家労働教養所に送られた。
昨年4月15日の朝、黄さんは家族と一緒に、亡くなった義母を埋葬して家に帰ろうと、車に乗って20メートルほど走った所で、黒い乗用車に止められた。その車から降りて来た警官4人は、黄さんが乗っていた車のドアを開け、黄さんの義姉を車から引っ張り出した。事情を聞くため、全員が車から降りた。警官らは黄さんの顔を見て、すぐに黄さんの方へ行き、黄さんの両腕を背部に回して手錠をはめ、黒い車に押し込んで、大きい綿の上着で頭を覆った。
拷問の実演:両腕を背部に回し手錠をかける
その後、警官は黄さんが所持していた現金4千元を没収しようとしたが、家族は「これは葬式の費用です」と言い、警官の没収を阻止した。
黄さんは県公安局の三階に連行され、家の鍵を没収された。警官は鍵を持って黄さんの家に行き、家宅捜索を行った。警官はパソコン、DVDプレーヤー、プリペイドカード、法輪功の創始者の写真、法輪功の功法の写真などを没収した。
その後、警官は黄さんの目をタオルで覆い、公安局から新撫派出所に連行した。派出所で黄さんは鉄の椅子に座らされ、両腕を手錠で繋がれて、尋問を受けた。警官は黄さんに「なぜ、法輪功を学んでいるのか?」と聞き、黄さんは法輪功を学んでいることによって、自分自身や家族が恩恵を受けたこと、自ら体験した不思議で素晴らしい効果などを話した。警官は黄さんの話を聞き、心を動かされた。しかし、警官は良心に反して、上司の指示に従って黄さんを撫順南溝留置場に送った。
拷問の実演:鉄の椅子
同留置場に夜8時過ぎに到着した。手続きの際、罪名を記入する必要があり、黄さんを送ってきた警官はその罪名が分からず、留置場の警官に「彼女は何の罪を犯したのか?」と聞いた。すると、警官は「彼女は法輪功修煉者だ。ここに拘禁されている20数人の法輪功修煉者はみんな『社会の治安を乱した』という罪名だ」と答えた。つまり、法輪功を学んでいる黄さんは「社会の治安を乱した」という罪名で留置場に拘禁された。
留置場で黄さんは毎日、帽子を織る労働を科され、1日に帽子三つのノルマがあり、もし、完成できなければ、罰として2時間立たされた。
黄さんはでっち上げられた罪名で留置場に38日間拘禁された後、再び新撫派出所に移送された。狭い部屋に監禁され、監視されながら2日間監禁された。3日目、黄さんは警官に呼び出され、さまざまな文書に署名を強いられたが、断った。そこで、警官は電話をかけ、「黄亜光は署名を拒否した」と話し、電話の相手は「署名しなくても、送り込んでやる」と言った。そこで、黄さんは何ら法的手続きもないまま、馬三家労働教養所に送られた。
教養所で黄さんは毎日、2人の受刑者に監視され、ほかの人と話すことを許されず、法輪功を誹謗中傷する話を強制的に終日聞かされた。黄さんは教養所に1年間拘禁された。