【明慧日本2013年11月13日】山東省泰安市の法輪功修煉者・馬玉蓮さん(57歳女性)は昨年12月、泰安区裁判所に懲役4年の不当判決を言い渡され、済南市にある省女子刑務所に収容された。馬さんは中共(中国共産党)当局が法輪功への弾圧を開始して14年来、法輪功を学び続けているという理由で、連行や拘禁、労働教養処分などの迫害を受けてきた。
馬さんは泰山幹部休養所に勤め、財務科長だった。馬さんは爽やかな性格で、人の世話をすることが好きで、仕事もよくできて責任感が強く、人々に「姉さん」と呼ばれていた。しかし、不幸にも脳腫瘍を患ってしまい、治療をしても効果がなく、生命の危機にさらされている状態だった。しかし、幸いに馬さんは知り合いから法輪功を紹介されて学び始めた。法輪功の修煉によって、奇跡が起き、馬さんの腫瘍が消えた。それに、健康を取り戻した馬さんは、道徳が向上でき、高いレベルの修煉法だと分かり、いつも笑顔に溢れる日々を過ごしていた。
しかし、中共当局は1999年7.20に法輪功への迫害を始めた。馬さんは当局を恐れず、いつも通りに法輪功の修煉を堅持し、「真・善・忍」に従い、人々に法輪功が迫害されている事実を伝えた。
2002年末、市公安局の警官は馬さんを連行し、肥城洗脳班に拘禁した。警官は馬さんの家の家宅捜索を行い、家にある現金、預金通帳、給料カード、腕時計、アクセサリなどの私財を没収した。
洗脳班で馬さんは真冬に服を脱がされ、下着だけで手足枷をつけられ、食事も水も与えられず、トイレへ行くことも睡眠も剥奪され、6日間、自白を強要された。さらに、警官らは卑猥な言葉を使って、馬さんを侮辱した。しかし、馬さんは警官に理不尽な指示には従わなかった。そのため、警官は馬さんを肥城留置場に移送し、1カ月間拘禁した。馬さんは留置場で拘禁されたとき、留置場の入り口から部屋まで、警官に片手と足に枷を繋がれ、腰を曲げて歩くしかできず、苦しめられた。
拷問のイメージ図:手枷足枷をつけられる
2003年1月末、馬さんは再び、警官に連行され、直接に省第一女子労働教養所に送られた。教養所で馬さんは「転向」しなかったため、3年で満期となったが、1カ月延長された。
労働教養所から帰宅した馬さんは長期にわたって、監視、尾行、電話の盗聴などを受けた。
昨年7月16日、ほかの地方の法輪功修煉者2人が馬さんの家を訪ね、帰る途中で警官に連行された。その2日後、警官数十人が馬さんの家を包囲し、家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍、法輪功が迫害されている内容のチラシ、パソコン2台、プリンタ2台、USB、携帯電話数台などの私財を没収し、馬さんを連行した。
イメージ絵:当局の警官による家宅捜索
馬さんは迎勝派出所で尋問を受けた後、泰安市留置場に拘禁された。
昨年12月、泰安区裁判所は馬さんに対して不当に開廷した。馬さんは手足枷をつけられて法廷に入らせた。馬さんの娘が悲惨な母親の姿を見て、大泣きしてしまった。法廷で弁護士は馬さんの無罪を弁護したが、裁判所側は馬さんに懲役4年の不当判決を宣告した。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)