文/山西省の大法弟子
【明慧日本2013年11月22日】私は農村の大法弟子です。大法を得る前、私は内気で物事を恐れ、度胸が狭く、利己心や嫉妬心、闘争心が非常に強かったです。結婚してから主人の両親との関係が悪く、主人の性格もあまりよくないので、私はいつも一人で鬱憤を抱え、段々と色々な病気を患うようになり、人生そのものが苦しく、辛く感じ、この世で生き続けたくないように思い始めました。
1999年のお正月のある日、私は友達の家で師父の説法ビデオを見て、一滴の甘露が私の心に注ぎ込まれたように、私はかつてない心地よさを覚え、度胸が一気に広くなったように感じ、視力も良くなり、師父のお話(法)の一つ一つが私の心の奥底に入ってきました……。それから私は大法の修煉を始めました。
一、家庭の関を乗り越え、修煉環境を変える
1999年、迫害が始まって間もなく、私は学法が浅かった為、修煉を中断しました。再び修煉しだしたのは2004年の春でした。主人は恐れる心によって私の修煉に反対し、学法や煉功をする私を見るや否や暴力を振るい、汚い言葉や、師父や大法に対する不敬な言葉をよく口にし、大法に関連するものを手に取れば破壊してしまいました。私は正々堂々と学法や煉功を行うことができず、大法の本を隠し、人の見ていない時しか読めませんでした。
しばらくしてから、主人は不倫をし始め、よく出かけるようになり、その後私を騙し、地方に出稼ぎに行くと言って、実際はその第三者と同居するようになりました。彼は家に帰る度に私にあれこれの仕事をさせ、気に入らないところがあればすぐに罵声を浴びせました。徐々に、経済的にも私の上前をはねるようになり、家に残してくれる生活費は私が幾ら綿密に計算し、節約して使っても足らず、生活を維持できなくなりました。仕方なく、私は家の周辺の更地で野菜を栽培し、生活費を賄えるよう方法を尽くしました。主人のご両親は私の隣に住んでおり、彼らの5人の子供はそばにいないので、私は一人で黙々と彼らのお手伝いをしました。しかし、彼らは私の苦しい境遇を見てみぬ振りし、そして息子に金銭などを私に渡さないよう言い聞かせました。私は自分が修煉者として、他人に優しく接すべきと思い、長い間黙々と忍耐し、彼らと言い争いませんでした。それにしても、私は幾ら努力しても主人の笑顔一つさえ見ることができず困惑し、自分の問題を探せませんでした。
2010年の旧暦の年末頃、私はたまたま主人の弟の臨時の仕事を、主人の不倫相手が手配してくれたことを耳にしました。突然、長い間私が家の中で戦々恐々と生き、誰をも恐れ、主人に殴られ、罵声を浴びせられることを恐れ、四面楚歌の状況に陥った真の原因は、旧勢力が私の「恐れる心」を掴み、私に対して精神、身体、そして経済面での迫害を行ってきたためだと気づきました。師父はおっしゃいました。「忍とは意気地がないことではなく、ましてや理不尽な待遇を耐え忍ぶことでもありません。」(『精進要旨二』「忍の限界」) 自分は正にこの法理が分からず、自ら自分の修煉を難しくし、主人やその家族による迫害を重くさせました。自分は法理に沿って悟らず、ただ多くのことを負担し、良い人になるよう努めれば他人に認められ、大法が認められると錯覚し、実質は大法を実証したのではなく、自分を実証してきたのです。
絶え間ない学法や内に向けて探すことを通じて、私は自分に深く隠されていた人心を見つけました。ここ数年、私は主人のことに余り気を配らず、いつも彼が如何に自分に良くするべきかを考え、真に彼の立場に立って、家庭の重荷を分担してあげようとは思わない「利己心」がありました。彼が不倫を始めてから、私はなおさら自分が被害者だと思い、彼に対して「怨む心」を抱くようになりました。2人の子供はいつも父親の肩を持ち、故に私は彼らに対する関心も少なくなり、「自己保護の心」を持つようになりました。家庭のことや主人がやってきたことに対し、心底から他人を優先して物事を考えておらず、ただ沢山の良いことをすれば彼を感化できるという「求める心」がありました。師父はおっしゃいました。「もし修煉者が表面では放下しているだけで、内心ではまだ何かを守り固守していて、自分の最も本質的な利益が傷つかれないようにしていれば、皆さんに教えますが、これは偽りの修煉です! 自分の心が動じなければ、少しも向上することができず、これは自らを騙しているのです。真に内心から向上することだけが、本当の向上なのです。」(『北米第一回法会での説法』) 法理に照らし合わせ、私はこれらが「真我」ではなく、人心や観念によって形成された「偽の私」だと気づき、それらを取り除くことを決心しました。そのように努力してから、各方面の状況が好転してきました。
私は正々堂々と、主人に第三者と私の間で選択をするよう勧め、彼が業を作り続けることを阻止しました。彼は離婚をしたくなく、第三者からも離れようとせず、私はやさしい心を持って彼に真相を伝え、善悪は必ず天理によって報われる道理を教え、徐々に彼は心の中で思っていることを私に言い、私もじっくり彼の悩みを聞いてあげて、法理を持って彼を諭し、彼の憂慮を分担し、彼が家庭に対して行った貢献を認め、同時に私は第三者に手紙を送り、彼女に誤った道から正道に立ち返るよう忠告し、8年間に及ぶ家庭の不和を解消させました。今は、家族全員が以前の不和を忘れ、むつまじく共存し、大法の威厳を深く感じています。
(続く)