　【明慧日本2013年11月24日】黒竜江省ジャムス市の法輪功修煉者・王麗新さん（女性）は2010年7月19日、法輪功が迫害されている真相小冊子を配っていた時、長青派出所の警官に不当連行され、留置場に拘束された。同年10月18日、ジャムス市郊外裁判所は王さんに対して裁判を開廷した。法廷で弁護士は王さんの弁護をし、「警官の証拠は捏造したものだ」とはっきり指摘した。それを聞いた控訴人は、途中で法廷から離れ、外に出てしまった。そのため、裁判を続けられず、裁判は早々に終わらせた。しかしその後、王さんは懲役3年6カ月の実刑判決を宣告され、黒竜江女子刑務所に拘禁された。

　王さんはかつて、先天性再生不良性貧血、血小板減少症、鉄欠乏性貧血を患い、低血圧で体が弱かった。病気のせいで王さんは怒りっぽくて機嫌が悪く、いつもイライラして夫と子供に当たってしまうことが多かった。

　1997年、王さんが人生に絶望していた時、姉の紹介で法輪功と出会い、法輪功の法理に惹かれて法輪功を学び始めた。その後、王さんはいろいろな町へ行って法輪功を広めた。すると、王さんは知らないうちに元気を取り戻し、数10キロの道を歩いても疲れを感じることなく、毎日、充実した生活を送ることができた。

　しかし、1999年7.20、中共（中国共産党）当局は法輪功に対する弾圧を開始した。王さんは法輪功の修煉を堅持したため、いろいろな迫害を受けた。

　1999年12月24日、王さんは法輪功に対する迫害停止を求めて北京へ行った。26日、王さんは北京で警官に不当に連行され、大興留置場に拘束された。その後、王さんは地元に送還され、3千元をゆすり取られてから解放された。

　2001年、王さんはジャムス市郊外で小さなスーパーを経営し始めた。王さんは、お客さんに法輪功が迫害されている真相DVDを渡したという理由で、長青派出所の警官に家宅捜索を受けた。警官はスーパーの天井からトイレまで、隅々を捜索し、法輪功の関連書籍、法輪功の真相DVD、家族の写真、提灯などの私財を没収した。警官は王さんを連行しようとしたが、王さんは脱走した。王さんを連行できなかった警官は道路を封鎖しし、近くの家々を探したが、探しだせなかったため、王さんの夫に怒りをぶつけた。その後、警官は毎日王さんの自宅へ行っていやがらせ等を行った。夫は警官に「私の妻はかつて短気だったが、法輪功を修煉してから、優しい性格になり、健康も取り戻した。妻が良い人になるために努力していることが悪いのか？　なぜ、妻を逮捕しようとするのか？　妻が法を犯したのか」と厳しく言った。

　夫は警官の恐喝、威嚇を受けながらも妻のことを心配していたが、重圧で病気を発症し、6カ月後に死亡した。王さんは迫害から逃れるため、家から離れて放浪生活を余儀なくされた。

　2003年、王さんは勤務先で同僚に法輪功の真相を伝えたため、順和派出所の警官に不当連行され、佳市留置場に拘束された。その後、市公安局の警官は王さんの家族から7千元を強請りとり、王さんを解放した。

　2010年7月19日、王さんは法輪功修煉者・李秀栄さんと一緒に、佳市で法輪功が迫害されている真相小冊子を配っていたとき、長青派出所の警官に暴力を振るわれて連行された。その後、警官は王さんの家の家宅捜索を行い、王さんの家から探し出したものではない物を王さんの家の地面に置き、写真を撮って、証拠を捏造した。

　留置場で王さんは囚人服の着用を拒み、断食を行って迫害に抗議した。

　同年10月18日、王さんに対する不当裁判が開廷されたとき、北京の弁護士は王さんを弁護し、王さんの無罪解放を要求した。正義ある弁護士の弁護を聞いた控訴人は、法廷から逃げてしまった。裁判長・李彩紅は「法廷から控訴人が逃げるなんて」と、ため息をついた。しかし、王さんは懲役3年6カ月の不当判決を宣告された。

　その後、王さんは上訴したが、上級裁判所の人に「上訴しても無駄だ」と言われた。結局、王さんは2審を経ずに刑務所へ送られたという。

　刑務所の第9監獄区に拘禁された王さんは、警官の指示を受けた受刑者に監視され、小さな椅子に座らされながら、法輪功を誹謗中傷するビデオを見せられた。受刑者らは王さんを殴打したり、虐待したりして、王さんに「転向」を強要した。迫害を受けた王さんは、左半身に麻痺を感じ、時々感覚がなくなった。

　その後、王さんは第13監獄区に移送されて奴隷のような強制労働を強制され、体がとても衰弱した。やがって、王さんは顔面神経炎になり、半身が麻痺して、刑務所外の病院に搬送された。病院の治療費が高いため、刑務所側は王さんの家族にお金の支払いを要求したが、家族はお金がないため払えなかった。しかし、刑務所側は王さんの同僚からお金を強請り取り、1カ月後に王さんの退院手続きをしたという。

黒竜江省女子刑務所

　（注：法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）