【明慧日本2013年12月4日】第13回アジア移植学会及び日本移植学会総会が2013年9月2日~7日、京都国際会館で行われた。アジア各国から約2千人の医師、医療従事者と関係者が会議に参加した。開催期間中、日本の法輪功修煉者はこの機会を利用して、中国共産党が金銭のために生きている法輪功修煉者から臓器を摘出・売買を行っていることを明らかにするとともに、各界に署名の形でこの罪悪の制止を呼びかけた。
移植大会入口で署名を募集
法輪功修煉者は会場とホテルとの間で数日間、英語と日本語で書かれた、生体臓器狩りの実態を伝える横断幕を静かに掲げた、会議の参加者に中国共産党によって臓器狩りが行われていることを伝え、DAFOH(臓器の強制摘出に反対する医師会)が行っている国連人権組織に提出する署名にサインし、真実に基づいて正義と良心を選択するよう呼びかけた。
インド、韓国、台湾などの医師を含む、数多くの医師が朝の会議に参加する途中、資料を受け取り、昼頃や午後に会場から出てから、まっすぐに署名所に来て、何も言わずに署名した。多くの医者はこの残忍すぎる犯罪行為をただちに制止すべきだと語った。
ある日本人医師は署名をしながら、数年前に日本移植学会総会に参加した時に、中国で生体臓器狩りが行われていると知り、このような残忍なことが今なお行われているとは想像できなかったと語った。ある京都の医師は法輪功修煉者と20分ほど話して、中国共産党による生体臓器狩りの情況を詳しく尋ね、彼は今後この事に関心を持つと語った。また、ある日本人は車を止め、展示板を詳しく見た後に署名した。
中国共産党の悪行を暴き出すため、カナダの著名人権弁護士で、『血まみれの臓器狩り』の著者であるデービッド・マタス氏も会議に際し、来日した。
9月4日、マタス氏は移植大会の展示場で「移植倫理とアジア各国における移植の濫用」というテーマで、彼が調査した中国共産党による生体臓器狩りに関する数多くの資料を展示した。更に中国の生体臓器狩りの現状に関心を持つよう日本社会に対して呼びかけた。
会議に参加した各国の多くの医師は、強い関心を持って続々とマタス氏に疑問を寄せた。ある日本の大手メディアの記者は、会議のために新幹線で東京から京都を訪れ、マタス氏に2時間程の取材を行い、最後に敬意を示した。
ある中国から来た医学部の留学生はマタス氏と長時間会話し、彼は中国共産党による生体臓器狩りを知っていると言った。彼はその場で中国共産党の関連組織からの脱退を表明した。
当日、日本の法輪功修煉者はマタス氏と一緒に京都府庁内で記者会見を開き、幾つかの地元メディアが取材を行った。また、法輪功修煉者達は京都府庁に対し、法律を制定することで、中国へ不法な臓器移植を受けに行くことを制止するよう求めた。
9月5日、大阪で中国臓器移植報告会が開かれ、マタス氏は日本政府に対し、臓器移植関連の法律を制定するよう呼びかけると同時に、中国で法輪功修煉者に対する生体臓器狩りに関わった人の日本への入国を拒否するように呼びかけた。元衆議院議員の大前繁雄氏はマタス氏のこの提案を支持した。日本の交野市人権協会の古橋邦夫氏は「人道主義のもとでこのような事(生体臓器狩り)は発生するべきではない」と語った。