【明慧日本2013年12月11日】四川省ブン川県(ぶんせんけん)の法輪功修煉者・鄧紹英さんは今年9月3日、法輪功修煉者・李忠芳さんの家を訪ねた。すると、ちょうど撫琴路派出所の警官が李さんの家を家宅捜索している最中だった。警官らは李さんの家を訪れた鄧さんの体を強制的に調べ、鄧さんの鞄を奪い取り、鞄の中に入っていた法輪功が迫害されている内容のチラシを没収し、鄧さん、李さんと李さんの家を訪ねたもう1人の法輪功修煉者3人を不当に連行した。
鄧さんはブン川県の製紙会社の元職員で、今は定年退職した。10数年前、鄧さんは重いリウマチ、腰椎椎間板ヘルニア、関節炎などを患い、夏でも分厚いひざを保護するサポーターをつけなければならなかった。病状が進み四肢が腫れる症状も現われた。また鄧さんは離婚をしたため、少ない収入で寝たきりの両親と幼い子供2人を扶養しなければならなかった。当時の鄧さんは本当に人生に絶望してしまっていた。
しかし幸いにも鄧さんは法輪功と出会い、修煉によって病状が消え健康を取り戻し、鄧さんの身体は生まれ変わったようになった。鄧さんの短気な性格は温和な性格になり、「真・善・忍」に従って自分を厳しく律し、人に優しく接し人を優先する習慣を身につけた。
当局は9月3日に鄧さんを不当に連行した時、その事を家族に通知しなかった。家族は行方不明の鄧さんを探すため、さまざまなところを訪ね、やっと警官から鄧さんが新津洗脳班に拘禁されていることを聞いた。
家族は鄧さんを不当に連行した撫琴路派出所に何度か電話をかけ、鄧さんの解放を求めたが、派出所の警官に「鄧紹英の案件は国保(国家安全保衛)大隊に移した。面会したいなら、国保大隊と市公安局に行って、話しなさい」と言われた。
家族は10月25日、新津洗脳班に駆けつけ、鄧さんとの面会を求めたが、洗脳班の職員に「地元の派出所からの紹介状を持って来なければ面会はできない」と言われ、面会を拒否された。引き続き、家族は鄧さんの解放を求めたが、洗脳班の職員に「私は決められない。金牛公安分局の国保大隊が鄧紹英を送ってきたので、釈放は金牛公安分局に要求するように」と言われた。
家族は約30分交渉したが、面会は許されなかった。家族は「鄧紹英はここに拘禁されているが、もし何かあったらあなたたちを許しません」と言って帰った。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)