【明慧日本2014年1月9日】甘粛省天水市の法輪功修煉者・洪小林さん(55)は一昨年5月27日に強制連行に遭い、懲役4年の不当判決を宣告され、同市第三刑務所に拘禁された。現在、洪さんは迫害により心悸や呼吸困難、全身の腫れと膨らみの症状が出て、危篤に陥っている。
一昨年11月28日、洪さんは12名の強制連行に遭った修煉者たちと共に、張家川裁判所で不正裁判を開かれた。
裁判当日、裁判所は開廷にあたり警棒を持つ多数の警官を動員し、法廷の周りを囲んで警備した。このような威嚇と脅迫の状況下で洪さんの家族も親戚などで本来傍聴を希望する人が多かったが、最後は一人しか入廷を許されなかった。
こうして約1ヵ月後、洪さんと李文文さんに懲役4年6ヵ月、許宝国さんに5年、洪亮さんに4年、丁喜軍さんに3年の不当判決が秘密裏に宣告された。
迫害が始まってから13年来、天水市地域では中共(中国共産党)の指示により、政法委員会(610弁公室を直轄する組織)をはじめ610弁公室や公安局・各町村の派出所が、地元の修煉者に対して家宅捜索・嫌がらせ・強制連行・不当判決・不当拘禁・ひどい拷問などを続けてきた。現在までに、程桂蘭さん、黃立志さん、劉文瑜さんを含む7人の修煉者が命を失い、鳳慈さんなどで6人が半身不随となり、張潤さんが失明に至った。また、冤罪で入所したのは30人、労働教養処分を受けたのは42人、放浪生活を余儀なくされたのは14人、不当拘禁を受けたのは527人である。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)