文／中国大連の大法弟子　浄心

　【明慧日本2014年2月10日】1997年、私はちょうど大学に通っていました。休みになって、家に戻ったら、母は彼女が法輪功を修煉していると教えてくれました。法輪功は人を不老不死にさせるから、私にも学んでほしいと言いました。私は、始皇帝が不老不死のため、いたるところで万能薬を探していたが見当たらなかったのに、なぜこのような素晴しいものが母のような庶民に得られるのかと考え、母があまりにもばかげていると思いました。

　当時、母は、法を得たばかりで、法理があまりはっきりせず、このように私に大法を紹介してくれました。

　魔難のなか、大法修煉を再開する

　その後、私は本来病気だらけだった母がますます元気になったのを目にし、うちには煉功点が作られました。そして、休みになって家に帰ると、私はとても自然に、みなと一緒に煉功をしました。その時は常に『轉法輪』も読んでいましたが、ただ大法が素晴しいと感じ、実際修める方法を知らず、落ち着いていませんでした。師父のおっしゃった「中士、道を聞く」に似ていて、本当に修煉しているとか、精進しているとか、言えない状況でした

　1999年7月20日、大法に対する天地を覆い尽くすような迫害がはじまりました。その時はちょうど、私が大学を卒業した年でした。家に帰ると、煉功点がなくなっていて、すべてが停滞していて、大法の書籍も隠されていました。私は安逸心があって、煉功するには苦を舐めなければならず、集団煉功の環境がなくなっており、かつ仕事が忙しく、それから結婚して子供が生まれたため、大法の書籍を数年間読んでいませんでした。すべては常人と変わらず、貴重な時間を無駄にしました。

　結婚後、自分では人生の幸せを掴み、私を愛してくれる夫を見つけたと思っていました。しかし、舅と姑と一緒の生活の中で、家庭のトラブルはますます多くなりました。仕事が終わると、他の同僚は喜んで家に向かって走っていきましたが、家に帰ることは私にとって、自分を痛めつけることでした。舅と姑はなんだかんだとより好みをし、夫は私に対して、ますます冷淡になり、場合によっては、夜にも家に帰らず、連絡もしてくれませんでした。幼い子供を見ながら、私は辛さのあまり、精神的に崩壊するところでした。なぜ、私はこれほど不公平な立場にあり、このような日々がいつまで続くかもわかりませんでした。

　その時、私は突然法輪功を思い出しました。母から『轉法輪』を借りてきて、苦しいときは一人で読んでいました。読むうちに私は心地よくなりました。夫の変化をみて、私は婚姻に絶望しました。一回私は試しに、「このような生活はあまりに意味がないから、離婚しましょう」と言いました。夫はため息をついてから、離婚に同意しました。私が「そしたら、明日離婚手続きをしましょう」を言うと、夫はまた同意しました。私の心はずたずたになりました。私は一晩中、ずっと泣きました。翌日、なぜか夫は民政局に行き、離婚手続きをしようとしませんでした。私は少しずつ分ってきました。その時、彼はすでに長い間、恋人がいましたが、私が知らなかっただけでした。私は彼が恋人を私たちが買った家に連れてきて同居しており、しかもその女性がすでに妊娠しているということを知って、私は崩壊してしまいました。私はどうしても、このような事実に受け入れられませんでした。特に、争う時、夫はなんと私を大いに殴りました。私は決然として実家に戻り、3年間帰りませんでした。

　この数年間、魔難は絶え間なかったのです。姑の家族と夫は、私が法輪功を修煉していて、家を捨てたから、夫が不倫したと言いふらしました。天地を覆い隠すかのような世論の圧力に私は息もできませんでした。まさに師父がおっしゃったように「百の苦一斉に降る　其の如何に活くかを看る」[1]。私はまじめに『轉法輪』と各地での説法を読み、これらに対して、ゆっくりと放下できるようになりました。振り返ってみると、もし大法の支えがなかったら、私はどうなったか想像できません。

　しかし、大法を再び修煉することは、口で言うほど容易ではありませんでした。しかし、私はまた幸運な人でもありました。それは、師父が私のように意気地のない弟子を見捨ててなかったからです。

　大法は私を正し、家庭を挽回してくださった

　法を多く勉強するにつれ、この世には偶然なことはなく、遭遇した魔難はすべて自分が生々世々に犯した業力によりもたらされたと分るようになりました。師父はこれらの魔難を利用して、私の心性を向上させてくださるだけでした。心のなかで、少しずつ夫と姑に対する恨みをなくしました。『轉法輪』の第一講で、師父は私たちに「絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」と教えてくださいました。私がお金と財産や利益に執着すると、夫と姑は私たちが一緒に購入した家を私にはあげないと言い、すると私は一銭も残らないことになります。私が親の情に執着すると、夫は私に息子に会うことも許しませんでした。私が夫の非情を恨み、人間の方法で復讐しようとすると、多くの男性が私に好意を示し、交際しようとしました。

　毎回辛い思いをする度に、私は再び他人に自分の辛さを訴えることなく、師父の経文「境地」、「忍とは何か」、「修するもの禁じる」を暗記しました。心のなかに法があると、笑顔になり、元気いっぱいで生活し、仕事をすることができました。同僚と友人らは私の変化にとても驚きました。魔難のなか、大法は私に力を与えてくださいました。私はなるべく修煉者の基準で自分を要求しました。

　しかし依然として、私が法輪功を修煉しているから家庭を捨てたと言う人がいました。大法弟子の使命は師を助けて法を正すことです。もし、周囲の人がみなこのように大法を理解すれば、彼らは救い済度される機縁を失ってしまうのではないか、それでは私は大きな間違いを起こすのではないか、と思った私は家に帰るべきではないかと考慮するようになりました。両親は、私が再び傷つけられることを恐れ、同意しませんでした。私は両親の心情を理解していました。実際、私はどちらが正しいか自信がありませんでした。私は周囲の同修とも相談しましたが、みなの考えはばらばらでした。帰るべきだ、大法弟子は離婚してはいけない、という同修がいれば、帰ってはいけない、姑の一家は私に対して、傷づけたばかりか、それは酷い迫害であるという同修もいました。

　法を学び、同修との交流を通じて、私は師父が私に按排したのは最高の修煉の道と知りました。以前は自分の心性をよく制御できなかったため、旧勢力の罠に嵌ってしまいました。これこそ、旧勢力が私に按排した巨大な難関でした。再三考慮した後、私は3年前に離れた家に帰ることを決意しました。

　帰宅してから、私は生活の中で、なるべく家族の人々を理解してあげ、関心を寄せました。心の中には、いかなる恨みもありませんでした。本当に相は心から生じるものでした。家族の変化は私の想像を超えるものでした。姑の態度は私に対して、以前のいつより良くなり、夫も正されました。すべては調和が取れるようになりました。私は師父に対する感謝でいっぱいでした。もし大法がなければ、この家庭はきっと破裂したに違いありません。ほかでもなく、大法がこの家庭を挽回しました。人々は私が大法を学んだから家庭を捨てたと、もう言わなくなりました。

　師を助けて法を正し、小さな資料点を作る

　私の周囲にいる同修は、若者が極めて少なく、大部分は年よりです。真相資料はほかの郷鎮から提供してもらっていました。そこは私たちのところから15キロ離れていました。私はオートバイを購入し、自ら真相資料を取ってくる仕事を担当しました。

　資料を作成している同修が小学校レベルの知識しか持ってない女性と聞いた時、私は彼女に対してとても敬服しました。また彼女の人を救いたい純真な気持ちが見えてきて、更に感動しました。私はある程度コンピュータの知識を持っているのに、どうして、自分が真相資料点を作らないのか、そうすれば多くのトラブルを減らせる、これも私が担うべき義務ではないかと思いました。私のこの考えを聞き、同修はすぐに私のために、すべてを購入してくれました。最初は少し不安もありましたが、手探りのなかで、自分で1枚目の真相資料を印刷したとき、私はとても感動し、それきり恐れは姿を消しました。

　真相資料を作成するなかには、苦しみもあれば楽しみもありました。それは心を修め自分を向上させる過程でもあります。最初、インクジェット・プリンタには常に問題がおきました。場合によっては、私が内に向けて探し、心性の不足を見つけ出したら、プリンタはすぐ正常に戻りました。場合によっては、どうしても解決方法がなく、また技術のある同修を邪魔したくない場合、私は師父の写真の前に、跪いて師父に助けを求めました。その場合、問題はいつも解決できました。本当に師父は時々刻々、弟子を見守っていると感じました。母は常にすべての家事を一人でやりながら、黙々と私を支持してくれました。私が用事で、その週の真相資料を作成できない場合、ほかの同修がタイムリーに協力してくれました。そして、明慧週刊と人を救う真相資料を時間通りに作成することができました。この数年間、一緒に真相資料を作成してきた私たち数人の同修は、こうやって黙々と協力しながら、一つにつながり、脈も無くツボも無い境地に達しました。

　真相を伝え、縁のある人々を救い済度する

　私は教師ですので、学生と保護者に接触する機会が比較的多いです。私は、自分が接触できる学生はみな私と縁のある人であると思い、学校という環境を利用して真相を伝え、人を救いました。おそらくこれは当初、私が選んだ衆生を救う道だったかもしれません。普段から、私は自分に対して厳しく要求し、善の心を持って、学校の先生、学生と保護者に接しました。しかし、心性を守れない時もありました。毎回、学生に怒った後、私はとても後悔し、苦しかったです。心性が向上できなかったばかりか、却って下降したと分かっていました。数年間の繰り返しによって、いまは心性が多く向上しています。以前のようにすぐかっとなることはなくなりました。

　普段、私はなるべく穏やかで慈悲な心で学生に接します。すべては学生のために考え、学生らに先生は真心より彼らのことを考えていると感じさせます。彼らも私と付き合うことが好きです。適切な時期になると、私は彼らに大法の真相を伝えます。大部分は少先隊と青年団から脱退しました。一人、もう一人の生命が救われたのを見て、私は本当に内心から嬉しく思いました。

　もちろん、すべての学生と保護者が理解できるわけではありません。教育局に告発する人もいました。しかし、師父の慈悲なる加護の下、常に乗り越えることができました。

　修煉の道程には、辛酸苦楽があります。しかし、私は道義上後ろへ引くことなく、前へと進みます。これは悔いのない選択です。今生、幸いにも大法に逢えた以上、私は必ず永遠に大事にします。偉大なる師父の慈悲なる苦度に感謝します。合掌。

　注：
　[1] 李洪志師父の詩：『洪吟』「その心志を苦しめる」