【明慧日本2014年2月14日】甘粛省蘭州市の法輪功修煉者・劉秀萍さん(女性)は今月10日午前10時、鉄道第四小学校を通りかかった時、中共(中国共産党)当局の関係者が法輪功を誹謗中傷する場面を目撃した。劉さんは、その違法性を指摘し、行動を止めさせようとした。しかし、関係者は話を聞くどころか、城関区国保(国家安全保衛)大隊の人を呼んで、劉さんを西村派出所まで不当に連行し、午後、桃樹坪留置場に移送した。
劉さんは蘭州鉄道局浄水場の幹部である。劉さんは法輪大法を学び始めてから心身共に健康になった。1999年7.20以降、劉さんは上京して陳情したという理由で、労働教養2年を宣告され、北京市の某労働教養所で残酷な迫害を受けた。その結果、頭部に10数センチほどの手術跡が残り、片方の耳は殴られて変形した。そのため、劉さんの父親はショックを受け、娘に面会に行く前に急死した。
2年の労働教養が満了し、家族は劉さんを蘭州に迎えた。しかし、異常行動、不眠、下半身からの大量出血、大小便失禁、一日中無言で長時間立ち続けるなど、劉さんには大きな変化が見られるようになった。しかしその後、学法、煉功を通して徐々に回復した。
拷問の実演:殴打
2006年4月30日、劉さんは地元の海石湾で真相資料を配っていた時、不当に連行され、蘭州龔家湾洗脳班に拘禁された。同年10月初め、また蘭州市紅古(こうこ)区国保大隊により、楡中県甘粛省女子労働教養所に収容された。同施設は劉さんを寝かせない、服を着せない、食事を満足に与えない、殴打、体罰などの迫害を加えた。また刑期を2カ月延長した。その後、帰宅した劉さんの精神・健康状態はさらに悪化した。
労働教養期間中、劉さんが勤務していた会社は、一方的に労働契約を解除した。夫・王さんも離婚届けを提出し、さらに子どもの養育権を奪った。劉さんは解放された後、やむなく兄弟の家に身を寄せた。しかし、残酷な迫害により心身共に大きなダメージを受けていた。劉さんは、路上で飲料の容器を拾い、それを売って収入を得たという。
劉さんは職場への復帰と自分の権利を守るため、元勤務先、法律事務所、省政府、市政府、省委員会などの部門を回り、すでに3、4年が経過したが、未だ解決されず、かえって中傷や脅迫を受けたという。