【明慧日本2014年2月21日】天津市の河西法院(裁判所)は昨年12月26日に法輪功修煉者・賈曼韜さん(女性)、周洪麗さん(女性)に対し、2回目の裁判を行った。2人の弁護士が事実に基づいた弁護をした後、裁判長、検察は弁明できず、休廷を宣告した。現在、案件は棚上げとなっている。
昨年12月26日、河西法院は賈さん、周さんに対して2回目の裁判を行った。弁護士は1回目の裁判の状況に基づいて法律に基づいて無罪を弁護した。弁護士の観点は、中国で法輪功を修煉することは合法だということだ。フランスの『フィガロ』新聞が1999年10月に掲載した、江沢民の法輪功に対する誹謗中傷は法律の根拠がない話である。修煉者は法輪功の関連書籍の所有・回覧の権利を持ち、且つ合法であると述べた。
弁護は1時間余りに及んだ。期間、裁判長と検察は内容に反論できず、判決も宣告できず休廷した。
事件の経緯:
昨年7月16日朝6時過ぎ、私服の警官らは賈さんのマンションの下で見張っていた。賈さんの夫が出掛けると、10数人は家に押し入り、賈さんの身柄を拘束し、隅々まで捜査した。またプリンタ、パソコンと資料などを没収した。賈さんの息子も友誼路派出所に30時間余りに拘留・取り調べられた。母を拘留する書類にサインされてから、家に帰された。
私服警官の中には河西区友誼路の警官および責任者、ネット警官2人、また身分不詳の人がいた。話し方によると、身分不詳の人は上層部の関係者と判断できる。
同日の朝9時過ぎ、610弁公室の私服警官6、7人は周さんの家に侵入したが、周さんは不在だった。警官らは子どもや大人をベッドに押し付け、携帯電話、パソコン、プリンタ、真相資料などを没収した。10時ごろ、周さんが帰って来て不当に連行された。子どもも派出所で20時間余り拘禁された。
警察は賈さん、周さんを連行する前に、すでに2人の携帯電話を監視していた。また、賈さんは嫌がらせを受けた。
家族は何度も無罪解放を要求したが、応じてもらえなかった。最初は1ヵ月後に解放すると言われたが、2カ月と言い換えられた。2人は70日余りに拘留された時、逮捕令状が発布された。家族は弁護士を雇うまで、私服警官に監視されていた。
11月20日午前、河西法院は賈さん、周さんに対し、1回目の裁判を行った。法廷で、検察は2人に悪意な誹謗中傷をしたが、弁護士は補足および無罪を弁護した。裁判は2時間後に閉廷した。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)