【明慧日本2014年3月2日】山東省青島市の政法委員会(610弁公室を直轄する組織)は昨年5月2日、610弁公室と結託して青島市公安局に指示し、法輪功修煉者・陸雪琴さん、袁紹華さん、楊乃華さん及び楊さんの母親・劉秀貞さんを不当に連行した。9カ月間拘禁された陸雪琴さんは持病が再発し、危篤に陥っているという。
昨年11月13日から青島市第三留置場に拘禁されている陸雪琴さんは、身体の麻痺、目眩、息苦しさ、胸痛などの症状が現れ、ますます悪化し、今年1月30日に心臓病、高血圧、腎臓炎、腸閉塞、胆嚢炎、腿部の血栓などの持病が再発した。
迫害される前の陸雪琴さんと家族
青島市四方区修水路に在住の陸雪琴さん(52)は多種の病気を患っていたが、1996年末に法輪功と出会い、修煉を始めた陸さんは健康になった。
昨年5月2日、家で不当に連行された陸さんは、8日から9日間にわたって尋問され続けた。7月16日~8月9日まで毎日、4人の警官らが朝9時~午後5時まで、遅い時には夜10時まで交代で陸さんを尋問した。その間、陸さんは各種の迫害を受けていた。昨年12月11日、弁護士との面会時に陸さんは「最近ずっと目眩がし、11月13日~12月11日までに4回ほど失神し、城陽第三人民病院駐在留置場で応急手当をした」と訴えた。それから身体が麻痺し、目眩、息苦しさ、胸痛などの症状が現れた。今年2月19日午前、弁護士が陸さんと会った時、陸さんの体調はますます悪化し、下半身不随になっていた。1月23日から陸さんは食事ができず、水を飲む事も排泄もができなくなり、寝たきり状態で点滴で命を維持している。現在、陸雪琴さんは青島市第三留置場に拘禁されている。
先月19日午後、陸さんの2人の弁護士は青島市北区裁判所の所長・王戈のところへ行き、無実の陸雪琴さんを直ちに解放する意見書、陸さん本人と弁護士、家族が連名で作製した告訴状を提出した。陸さんの夫は所長に「重病のための服役中の一時出所」の申請書を提出し、陸さんの容態を説明して「早く受理してほしい」と求めた。
弁護士及び家族は、北検察庁の検察官・楊暁頴に上述の書類を渡そうとしたが、「5分後に取りに来る」と言われた。しかし、2分後に「上司から受理できないと命じられた」と、電話で伝えてきた。その後「臨時会議がある」と言って弁護士・家族との面会及び書類の受理を拒否したという。