【明慧日本2014年3月26日】1999年に中共(中国共産党)による弾圧が始まって以来、世界中の有名な観光名所で、「真善忍」を信奉する法輪功修煉者たちがパネル資料を並べ、煉功し、迫害の真相を伝える姿が見られるようになった。
最近、中国本土から来たある観光ガイドが、中共の中傷、虚言の影響を受け、本土からの観光客らに法輪功との接触を禁止し、甚だしきに至っては観光客の手から資料を奪うこともあった。これに対し、民進党立法委員の陳亭妃氏ら、台湾の野党議員や学者たちが支援の声を発し、ガイドの不当な行為を非難した。また、台湾の交通部観光局は観光ガイド協会へ書類を送り、観光名所での法輪功修煉者の活動は友好的であると認め、旅行業者及び観光ガイドは不当に法輪功の活動を妨害してはならないと呼びかけた。
台湾交通部観光局は、観光ガイド協会及び台湾法輪大法学会へ書類を送り、法輪功修煉者の観光名所での活動が友好的であると認めた。また、旅行業界及び観光ガイドに対し、不当に法輪功の活動を妨害してはならないと呼びかけた
野党議員と学者たちは支援の声を挙げ、ガイドの不当行為を非難し、法輪功修煉者が観光名所で真相を伝える活動を支持。上左から、中研究副研究員黄国昌、立法委員羅淑蕾、立法委員田秋菫、下左から、立法委員陳亭妃、立法委員陳学聖、師範大学副教授楊聡栄
台湾の観光名所で、中国本土からの多くの観光客が自ら法輪功の資料を求め、友人達に見せるためiPadなどでパネル資料を撮影している
台湾観光局「不当および強制的な妨害や禁止行為があってはならない」
台湾交通部観光局の公式書類には次の通り記載されている。「台湾は民主法制社会であり、旅行業界及び観光ガイドは観光客の人身の自由を尊重し、各団体との交流及び宣伝書類を受け取ることは個人の自由意志で決めることであり、不当および強制的な妨害や禁止行為があってはならない。これをもって自由民主社会の価値観を守る」。この公的書類は、同時に台湾観光ガイド協会及び台湾法輪大法学会に送られた。
2013年、観光局はかつて書類にて、法輪功が観光名所で展示する資料の内容についてのチェックを強化すると表し、各界から強烈な批判を受けたことがある。その後、観光局は不当だったと認め、即時に訂正した。今回、観光ガイド協会へ再び書類を送り、法輪功の活動の自由を保障し、台湾の自由民主の価値観を強調し、本土からの観光客と直面するガイドらにも、決して中共の迫害の追随者になってはならないと警告した。
交通部観光局の副局長・張錫聡氏は、「法輪功修煉者は友好的で善良であり、『真・善・忍』の理念を広めており、ガイドは事実に反する言動をしてはならない。われわれは事実の通り、私たちの観光名所の美しさと共に台湾の民主と自由を表す」と述べた。
観光ガイド協会 立場を見直し法輪功の言論の自由を支持
台湾ガイド協会には2000人あまりの会員がおり、観光局のガイドの職に就く前の訓練を担当している。中共政権は、海外へ出る中国国民が法輪功の真相を知ることを恐れ、ガイドらに対し、法輪功は人をお金で雇い、観光スポットでチラシを配らせているとなどと騙している。協会は、すでに公文書を受け取り、ガイド協会の立場をあらためて見直すと表明した。協会は今後、法輪功の言論の自由を支持し、この件に関して今後の訓練において周知させ、ガイドと法輪功団体との交流ルートを作るという。
台湾法輪大法学会理事長・張清溪氏は、観光局の誠意ある対応、ガイド協会の不当行為見直しを歓迎している。張氏は「ガイド協会との交流を期待しています。法輪大法の素晴らしさを知ってもらい、協会が訓練を行なう時に機会をいただければ、説明したり質問に答えるなどさせていただきたいと望んでいます」と述べた。
真相を阻むことはできない 観光客が自ら資料を受け取る
観光名所で十数年も活動を続けてきた秀枝さんは、「中共のでたらめな虚言によって、本土の中国人は海外へ出る時にしか、真に客観的な法輪功の情報を得ることができない。今、たくさんの観光客が真相を知ることを望んでおり、多くの人が自ら資料をもらいに来て、友人達に見せるためにiPadでパネル資料の写真を撮って持ち帰っています」と話す。
一部のガイドは観光客を制限しているが、台東県の観光名所で活動する楊さんは、「一人のガイドは毎回、法輪大法の旗を見かけると必ずみんなを連れて来て、観光客によく見えるようにしています。ガイドは法輪功の活動場所が大好きで、雰囲気が穏やかで修煉者たちも笑顔でとても親切、見ると思わず寄って来て話さずにはいられないと話しています」と述べた。