【明慧日本2014年4月2日】中共(中国共産党)当局は毎年、神韻世界ツアーが開催されるたびに、各国の駐中国大使館に命じ、妨害を繰り返してきたが、皮肉なことに妨害は逆に神韻の宣伝となり、満場になる劇的な結果をもたらした。この茶番劇は今年の神韻ベルリン公演に対しても繰り返された。
先月23~26日、ベルリン・ポツダム広場劇場で4回行った神韻公演は中共の妨害に影響されるどころか、初日公演からチケットが開演数日前に完売し、大盛況となった。
開演1カ月ほど前、ドイツ駐中国大使館の職員が劇場を訪れ、公演のキャンセルを要求したが、劇場側に一蹴された。その後、この常軌を逸した行為は、現地の最大手新聞を始め、各メディアに報道された。その結果、伝統文化を伝承するという神韻の趣旨や、中共による妨害の理由と経緯が広く知られ、チケットが飛ぶように売れた。また、現地の大手テレビ局RBBは、25日公演の入場の様子を生中継し、神韻公演は盛大な饗宴だと絶賛された。
『ベルリン日報』2月12日付で報道された、公演妨害に関する記事
『ベルリン日報』(Berliner Zeitung)は2月12日、『ポツダム広場の戦い―中国大使館が舞踊公演を妨害』というタイトルで、中国大使館が劇場側に圧力を掛け、公演を阻止しようとした手口を、かつて東ドイツの芸術などへの検閲行為と結びつけ、「歴史に遺棄された行為がベルリンで現れた」と、中共当局を強く非難した。
『毎日鏡新聞』3月19日付で報道された、公演妨害に関する記事
『毎日鏡新聞』(Der Tagesspiegel)は3月19日、『舞踊が審査に対抗―神韻が伝統文化を復興、中国大使館は阻止を企む』とのタイトルで、妨害が失敗に至るまでの経緯を詳しく報道した。
街頭で応援活動を行う法輪功修煉者たち
街頭で応援活動を行う法輪功修煉者たち
先月18日~26日の公演終了日まで、法輪功修煉者たちはベルリンの十数カ所で街頭応援活動を行った。多くの通行人はベルリンの壁崩壊後、このようなことが現地で再び起きたと知り、信じがたい表情を見せた。ベルリン公演の超満員となった劇的な結果は、現地市民の中共当局に対する怒りの表れでもある。