昨年12月12日、欧州議会が中共の生体臓器狩り停止を求める決議を採択 |
欧州議会に提出された中国での生体臓器狩りに関する決議の結果
一、中国が許可しているシステム化された、良心の囚人の同意を経ていない生体臓器狩りの報告に対して深く関心を表す。しかもこの情報は信用でき、中国で大量に発生している。これらの良心の囚人は深い信条のため監禁された法輪功修煉者とその他の多くの信条宗教団体と少数民族も含まれている。
二、(中国が宣言した)2015年までに徐々に死刑囚からの臓器摘出を停止する方法について受け入れることはできない。中国政府に「直ちに良心の囚人と信条宗教団体と少数民族の人々に対して強制的に臓器を摘出することを停止すること」を呼びかける。
三、中国の生体臓器狩りの問題を提出するよう、EUと各加盟国に呼びかける。そして、中国の臓器移植を濫用する行為を公然と厳しく非難するよう、EUと構成国に提案する。中国へ旅行する本国の人に対してもこの問題の認識を高めさせる。中国の生体臓器移植に対して全面的かつ徹底的な調査を行い、このような不道徳な臓器移植に加担する人に対して起訴を行うようEU諸国に呼びかける。
四、国連の拷問等に関する特別報告官、宗教と信仰の自由に関する特別報告官が、中国で大量に行われている臓器移植手術の臓器の出所について説明するよう要求しているのに対して、中国政府は明確に返答し、そして報告館らが中国での生体臓器移植の調査を行うことを許可するよう中国当局に呼びかける。
五、直ちに法輪功修煉者を含むすべての良心の囚人を解放するよう中国政府に呼びかける。
六、本決議をEU理事会、委員会、委員会の副主席/EU外交・安全保障政策上級代表、EU人権特別代表、国連事務総長、国連人権理事会、中国政府と中国全国人民代表大会に送るよう、EUの主席に指示する。
欧州議会議員が直ちに生体臓器狩りを停止するよう中共当局に要求
この議案は欧州議会の多くの党によって共同で提出された。投票前の弁論会で多くの議員が「欧州議会が、できるだけ早く中共のこの非人道的な犯罪を制止するように」と呼びかけた。単独で調査した結果により、現在65,000人を超える法輪功修煉者が強制的に生体臓器狩りの被害に遭って死亡したとされている。
中共の生体臓器狩りを厳しく非難する、欧州議会最大党のキリスト教民主党議員のケラム教授 |
欧州議会最大党のキリスト教民主党議員のケラム(Tunne Kelam)教授は弁論会で中共の暴行を厳しく非難し、「中国はすでに巨大で、暗黒かつ不道徳な臓器取引市場にまで発展し、外国人に臓器を販売しており、中国国外の医師の注意も引き起こしている。私達は中共当局に直ちにこの行為を停止するよう要求し、中国政府に対してこの事に言及するだけでなく、このような不道徳な臓器の取引を公然と厳しく非難するよう、私達もEU諸国に要求しなければいけない。すでに多くの良心の囚人の生命が奪われてしまった」
この緊急議案を支持しているケラム教授は「私達は必ず理解しなければなりません。これは中国の問題だけではなく、ヨーロッパや米国の問題でもあります。欧米諸国の多くの人々が臓器移植のため中国へ渡っているからです」と述べた。
エストニア前外交部長「生体臓器狩りは必ず直ちに停止しなければならない」
エストニアの外交部長を務めた欧州議会の議員のオユランドさん「生体臓器狩りは必ず直ちに停止しなければならない」 |