【明慧日本2014年4月11日】黒竜江省鶴崗市の法輪功修煉者・楊永英さん(50歳男性)は2002年4月20日、ほかの修煉者4人と一緒に鶴崗地区のケーブルテレビで、法輪功が罪を被られ、迫害されている真相の映像を割り込み放送した。真相映像がテレビで20分ほど流され、多くの民衆が見ることができ、「あの映像は本当にすごい。疑問点についての分析は確かな根拠があり、夢中になっているところで突然停電した」と視聴者は話した。鶴崗市委と関連部門が強行して電源を断ち切ったことが後で分かった。
楊さんは同省鶴鉱グループの石炭工場の職員だった。1995年6月、楊さんは法輪功と出会い、学び始めた。そして、楊さんは法輪功の修煉によって持病が消え、喫煙、大量の飲酒、賭博などの不良習慣も直り、良い職員、良い夫、良い息子になった。
しかし、1999年7.20、中共(中国共産党)当局は法輪功への弾圧を開始し、全国のマスコミが一斉に法輪功への誹謗中傷を流した。法輪功の真実を民衆に伝えようとし、楊さんを含む修煉者5人は割り込み放送を行った。割り込み放送した翌日、警官は楊さんの家に行き、楊さんを連行しようとしたが、楊さんは家を離れたため、連行を免れた。しかし、その日、ほかの修煉者4人は連行され、それぞれに重刑判決を受けた。楊さんはその後、放浪生活を余儀なくされたが、3年後の2005年9月7日、50数人の修煉者と共に警官に連行された。
市第二留置場に送られた楊さんは割り込み放送の件を知った警官に7日間、「吊るし上げる、両腕を背中に回して手錠をかける、睡眠を剥奪する、ボトルで頭を殴る、棒で関節を打つ、卓球ラケットで肩を殴打する」などの酷い拷問を加えられ、意識不明になるまで苦しめられた。
拷問のイメージ図:吊るし上げられる
そして、2006年6月30日、鶴崗市の向陽区裁判所は楊さんに懲役17年の不当判決を宣告した。7月上旬、楊さんは不服として上訴したが、9月22日に原判決を維持するという結果が出された。
それで、2006年11月8日、楊さんはハルビン刑務所に収容され、2006年12月1日に呼蘭刑務所に移送された。刑務所で楊さんは車のマットを作る労働を強いられ、与えられたノルマに達さなければ、受刑者に白いプラスチックパイプで頭部、でん部などを叩かれた。さらに、靴を履くことを許されず、地面に座らされ、夜はシングルベッドに4、5人で寝ることを強要された。
地獄のような環境で、シラミがいっぱい湧いたが、1カ月に1回しか入浴を許されなかった。2007年9月から11月まで、刑務所側は受刑者を利用して、修煉者たちが夜に睡眠を取らないようと監視し、昼に法輪功への誹謗中傷のビデオを強制的に見せた。楊さんは監視の人に暴力を振るわれ、歯が1本抜けてしまった。
拷問の実演:ひどく殴打される
楊さんの妻・劉春蘭さんも法輪功を学んでいて、2002年に懲役7年の不当判決を下され、刑務所に送り込まれた。刑期満了となって帰宅した劉さんは、小さい洋服仕立て屋とクリーニング屋を自営して生計を立て、刑務所に拘禁されている夫と大学生の息子を支えてきた。しかし、2011年3月11日、劉さんは「消防用設備の不備」という理由で連行され、鶴崗洗脳班に入れられ、ひどく殴打されて意識不明になった。その6日後、劉さんは解放されたが、歩けない状態だったという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)