【明慧日本2014年5月8日】河北省邯鄲(かんたん)市の元銀行員・李明濤さん(43歳男性)は、法輪功を学んでいるとして、11年間にわたって不当に拘禁され、2012年12月19日に解放された。
2001年8月25日、李さんは邯山区公安支局により強制連行された。拘禁中、足の裏を鞭打ちにされ、睡眠の禁止、スタンガンで電気ショックを加えられ、尋問を強要された。そして、邯鄲市第一留置場で拘禁されていた間、迫害に抗議して断食を堅持していたが、ひどい灌食を強要された。
李さんは2003年に懲役11年の不当判決を受け、石家荘第四刑務所へ送りこまれ、ひどい拷問を加えられる日々となっていた。一方、中共当局は妻に圧力をかけて離婚を強要し、父親が迫害され死に至り、妹2人にも影響を及ぼした。
拷問の実演:吊るされる
李さんは信仰を堅持していたため、転向を目的に特別クラスに移された。密閉した独房に入れられ、24時間監視のなか、じっと動くことも許されず小さい椅子に座らされただけでなく、睡眠を禁止され、目を少しでも閉じることさえ許されなかった。
2003年末、施設側はこれまでに転向しない李さんに対し、ペンチで数本の指と爪をつぶし、ぼろぼろとなるまで敲いた。その影響として、化膿や鬱血、ただれの深刻な傷が治らず、長い間続いていた。また、暴力を受ける日々において滅多打ちにされたり、虐待されたりした。
李さんはこの11年来、一度も面会を許されなかった。施設側はこの卑劣な手段を用いて迫害の実態を隠ぺいし、凶悪な拷問の事実が漏れないよう手配した。