【明慧日本2014年5月31日】黒竜江省海林市の教師・徐英さんは今年3月17日、市国保大隊の警官に連行された。警官は徐さんに「法輪功を放棄する」という書面保証を書くことを強要したが、徐さんは拒否した。その後、徐さんはチチハル洗脳班に送られた。
チチハル洗脳班は法輪功修煉者に対して、法輪功を誹謗中傷するビデオを強制的に見せる、恐喝・脅迫、肉体的・精神的に苦しみを与えるなどの手段を使って、洗脳を行っている。また、修煉者たちは家族との面会も許されない。
徐さんは中共(中国共産党)当局が法輪功への迫害を開始してから、法輪功を学び始めた。徐さんは法輪功を学んでいるという理由で、2012年8月14日朝8時過ぎ、自宅で海林市国保大隊の警官に連行され、家宅捜索をされた。警官は徐さんの家にあるパソコン2台・プリンタ1台・携帯電話2台などの私財を没収した。留置場に拘禁された徐さんは尋問を受け、修煉を放棄する書面保証を書かされた。同年の10月、労働教養を科された徐さんは市前進労働教養所に収容された。
教養所で大隊長は徐さんに「三書」を書くことを強要したが、徐さんが拒否したため、「スタンガンで電気ショックを加えてやるぞ」などと脅迫をした。徐さんは家族との面会を許可されず、家族が徐さんの生活用の通帳に入金することも許されなかった。また、徐さんは自身を犯罪者ではないと考え、教養所のいわゆるルールを覚えることを拒否した。そのため、平手打ちを受け、罵られるなどの迫害を受けた。
2013年3月26日、警官の指示を受けた受刑者らが徐さんを蹴ったり殴ったりした上、トイレへ行くことを許さなかった。同年の5月、徐さんは断食して迫害に抗議したため、一晩中立たされた上、翌日には鉄の椅子に座らされて髪の毛を引っ張られ、平手打ちされた。徐さんの顔は腫れ上がり、多くの髪の毛が抜け落ちてしまった。
拷問の実演:鉄の椅子に座らされる
徐さんは教養所でさまざまな迫害を受けた末、ようやく解放されたが、1年も経たずに再び洗脳班に拘禁され、今なお迫害を受け続けている。