【明慧日本2014年6月1日】米国際宗教自由委員会は先月1日、2014年度の報告を発表した。同報告書によると、15年間に及ぶ中共(中国共産党)による法輪功への迫害、拷問が今なお続いており、監禁されている法輪功修煉者は精神病実験の対象にされ、更に臓器狩りの対象になることもあるという。
法輪功修煉者は拷問を受けている
報告書では、中共が憲法をも無視した「610弁公室」を引き続き機能させており、法輪功修煉者に信条の放棄を強要し、信条を放棄しない法輪功修煉者は拷問を受け、精神病の薬物を注射され、更に臓器狩りの対象となることもあり、迫害され死に至っることすらあると指摘した。
報告書では、中国など16カ国を「特に懸念される国」に指定した。中国の宗教の自由の状況は引き続き悪化しており、キリスト教徒、仏教徒も中共に弾圧され、拘束されていると非難した。
人権弁護士が弾圧された
2011年以来、中共によって、行方不明・拷問・拘束・弁護士営業許可証書剥奪・不当判決などを受けた人権活動家は100人を超え、その中の多くは宗教の自由に関する仕事に携わっていた。
過去1年間で、政治良心犯や冤罪で不当拘禁された人たち、更に拘禁中の法輪功修煉者に面会した一般人も中共の意のままに殴打された。
報告書では、中国の有名な弁護士・政治良心犯である高智晟さんはいまだに拘禁されているという。勇気を持って法輪功修煉者やキリスト教徒など異なる信奉者の弁護をした高氏は、中共に弁護士資格を取り消された後、拘禁されて拷問を受け、更に居場所を隠されている。