【明慧日本2014年7月6日】毎年5月、中国の司法局が弁護士の資格に対して年1度の定期検査を行う。中国共産党当局は検査の際、人権派弁護士を迫害し、法輪功修煉者に協力することを阻止している。現在、定期検査で不合格となった弁護士は、張伝力弁護士(北京)、蘭志学弁護士(北京)、董前勇弁護士(北京)、張科科弁護士(武漢)となっている。張弁護士は現在、断食で武漢弁護士協会、司法局に抗議している。
人は誰しも、弁護人による弁護を受ける権利を持つ。しかし、中国共産党の社会では、これらの正義派弁護士は法輪功への弾圧政策のもと、当局から目の敵(かたき)にされている。
ある正義派弁護士はブログでこのように話したことがある。「私は弁護士の身分証明書を提示した時、警官達の握りこぶしが私の頭、身体に振り落とされ……これらのいわゆる『法律執行者』の弁護士に対する暴力、また、庶民に対する抑圧は狂気に満ちている! 私は、当局にデマで傷つけられながらも信条を守り善良で落ち着いている法輪功修煉者に感動した。14年にもわたる中傷と弾圧に直面しても、彼らは依然として最も穏やかな方法で真実を伝えている。彼らとの接触は毎回、すべて私の心に対する浄化になる……」
ここ数年来、国内の多くの正義派弁護士は真相が分かった後、みな立ち上がって法輪功修煉者のために弁護し、権利を保護した。これは中国共産党政権をとても恐れ慌てさせた。正義なる弁護は、傍聴する家族が感動して涙を流すだけではなく、多くの裁判官および、610弁公室の警官も驚かせた。ある裁判官は法廷で真相が分かった後、毅然として法曹会から離れることを選択した。
同時に、正義派弁護士の協力の下で、迫害された法輪功修煉者の家族と親友達は多くの基本的な法律のことが分かってきた。法輪功の修煉も法律に保護されており、信仰・自由は人々に与えられた人権だと分かった。そこで、次から次へと身内のために無実を訴えて権利を保護し、迫害をある程度 軽減させることができた。正義の弁護士は、法律に従って公安・検察院・裁判所、告訴の関連責任部門に反論していった。
中共の追随者はごろつきのような態度で、弁護士の被告人との接見や案件の資料を閲覧することを妨害した。弁護士に対して不法な検査を行ったり、弁護士の携帯電話を盗聴したりもした。挙句の果てには、でっち上げの罪名で弁護士を不当に拘禁したり、殴ったり、出国を制限したりした。しかし、人々を感動して敬服させたのは、これらの弁護士は圧力を受けても正義を諦めるのではなく、彼らは法律を基準として、正義を守り弁護士としての任務を全うしていることだ。
現在、良心の囚人・高智晟弁護士は依然として新疆で非道な迫害に耐えている。江天勇弁護士と唐吉田弁護士は正当な理由もなく弁護士資格を取り上げられた。さらに、司法局の脅しと恐喝に遭っているたくさんの正義派弁護士がいる。
世界各国の人々、および、平和に関連する組織は、中国国内で正義の権利を保護する弁護士の境遇に関心を持ってほしい。