【明慧日本2014年8月14日】江西省余江県の法輪功学習者・寧勤さんは1カ月以上不当に拘禁されており、警察側の金渓県国保大隊は弁護士と寧さんとの面会を許可しないという。現在、寧さんは撫州市留置場に不当に拘禁されてから断食し続け、迫害に抗議している。
金渓県国保大隊の大隊長らと、余江県国保大隊の警官ら9人は6月14日夜7時半頃、寧さんの宿泊所に侵入し、寧さんとその母を見舞いに来ていた法輪功学習者・胡鳳香さんを連行した。警官は翌日、80歳で自立生活できない胡さんを解放し、寧さんを金渓県まで連行して拘禁した。
寧さんは何度も迫害され、夫はその圧力に耐えられず寧さんと離婚した。その後、寧さんは母親とともに生活していたが、母親は転んで足を切ってから、自立生活ができず、すべての事を寧さんに頼っていた。しかし寧さんが連行されて、母親は突然頼る者がいなくなった。
2014年7月18日、寧さんの弁護士は金渓県に寧さんとの面会を求めたが、寧さんはすでに撫州市留置場に移送されたと分かった。しかし、撫州市留置場は寧さんとの面会を許可しなかった。
7月21日午前、寧さんの家族は余江県から金渓県に駆けつけ、弁護士とともに国保大隊へ行った。国保大隊長は様々な方法で弁護士と寧さんとの面会を妨害したが、弁護士は「いかなる法律執行部門も、弁護士と当事者との面会を妨害することは法律に違反することであり、法律を執行する者が法を犯す行為に当たる」と厳しく指摘した。寧さんの家族も「寧勤はどんな法律を犯しましたか?」と金渓県国保大隊に問い正し、寧さんを直ちに解放するように求めた。
交渉の後、大隊長はまた「国家機密に嫌疑がかかっている」と言い訳し、弁護士との法律に基づいた面会を許可しなかった。
午前11時頃、弁護士は職権濫用罪で金渓県国保大隊を告訴した。
午後2時半ごろ、弁護士と寧さん一家が酷暑の中、撫州市留置場に駆けつけると、留置場側は弁護士との面会を許可しないことに固執し、家族が留置場に入ることも認めなかった。弁護士は留置場のロビーで待機し、家族は母親を背負って外で寧さんの安否を知ることができるよう望んでいた。1時間余り待ったが、留置場の関係者に一人も会えなかったという。