　【明慧日本2014年8月17日】オーストラリアの法輪功学習者は9日、シドニーで最も賑やかな商業地区・パラマタ市でイベントを開催した。中国共産党の法輪功に対する迫害の実情を伝えるために、資料や写真を展示し、共産党による法輪功学習者からの生体臓器狩りの制止を求めて、署名活動も行った。

法輪功に対する迫害の真相を聞く、パラマタ市のジェームズ・ショー議員（右）

法輪功に対する迫害に反対し、支持するパラマタ市民

法輪功に対する迫害に反対し、支持するパラマタ市民

　議員「法輪功迫害は中国共産党の迫害の一つで、ずっと続いている」

　パラマタ市の市議、アンドリュー・ウィルソン氏はこのイベントの情報を聞くと、支持するために急いでやって来た。

　ウィルソン議員は明慧ネットの記者に話した。「法輪功への迫害の残酷さは見るに忍びません。これは中国共産党による中国人への迫害の一つで、ずっと続いています。朝鮮戦争をはじめ、文化大革命、また、現在の法輪功への迫害まで、共産党は一体進歩しているのか、後退しているのか、人々は疑ってしまいます。これらは共産党の支配下で、人の命が軽視された典型的な状況です。しかし、われわれは人間です。人間の感情を持っています。生きたまま臓器狩りをされて、死んでしまった人々はどう思いますか？　彼らの両親はどう思いますか？　彼らはどうしますか？　何の情報も残すことなく、金儲けのために自分の肉親が臓器を奪われます。中国には多くの問題がありますが、私は中国共産党に真剣に問いただしたい一つの問題があります。法輪功学習者は社会に平安をもたらしています。学習者は『真・善・忍』の教えに基づいて修煉し、オーストラリアの社会にメリットをもたらしています。あなたたち（中国共産党）はなぜ学習者たちを迫害するのですか？　迫害することであなたたちに何かメリットがありますか？」

　通りかかった議員が法輪功を熱心に支持

　パラマタ市の市議ジェームズ・ショー氏は、学習者たちの活動場所を通りかかった時、「中国共産党による法輪功学習者からの生体臓器狩り制止」の署名を求められた。ショー議員は真剣に署名の説明文を読み、多くの質問をした後に署名した。

　ショー議員が学習者に話したところによると、議員はかつて法輪功を中傷する手紙を受け取ったことがるが、当時は法輪功のことを知らなかった。今日、ちょうどここに学習者がいるのを見て、ついでに立ち寄り、詳しく知ろうと思ったという。ショー議員はパネル資料を見て、また何人かの学習者の説明を繰り返し聞いて、特に、現地の華人の法輪功に対する姿勢を尋ねた。法輪功の実情を理解した後、議員は「この署名活動を支持します。この法案を支持します。このことは人の尊厳にかかわると思います。中国でこのような不当な虐待が行われており、オーストラリアは正義・真実を広めるために立ち上がるべきで、今、まさにその時です」と学習者に語った。

　最後に、ショー議員は迫害の真相を理解し、迫害に反対して署名し、さらに自分の名刺を何人かの学習者に渡して、今後、何かあれば連絡するようにと話した。

　市民「各国政府全てに迫害制止を求めるよう希望する」

　通りかかった多くの人々が、法輪功迫害に反対して署名し、学習者を支持した。若いオーストラリア人のカップルはパラマタ市に引越してきたばかりで、署名した後、このイベントにお金を寄付したいと伝えた。また、香港から来た観光客も同じように申し出た。地元の女性ルイさんは、「私が法輪功の学習者と会う前に聞いていたことは、全て良くないことばかりでした。しかし、実際に会ってみると、学習者たちが好きになりました。皆さんこんなに素晴らしい。生体臓器狩りは邪悪で、本当に信じられないことですが、これは事実です。私の息子は臓器移植をしたことがあります。その臓器はどこからきたのか、何の記録もありませんでした」と言った。

　パラマタ市在住でフィジー共和国の男性サビシュさんは署名した後、とても感激した様子で、「私はこの署名をすでに何回もしました。中国共産党政府が罪のない人を迫害し、殺害していることを知っていましたから。法輪功学習者は生きたまま臓器を取られています。このことはすでに長い間続いていますが、この迫害を制止するために、人々は何もしていません。われわれはオーストラリア政府に呼びかけ、この危険な状態にある人々を何とかして助けてあげるべきです。学習者の臓器を海外で販売する、これは非人道的な行為です。法輪功学習者はみな素晴らしい人たちです。学習者たちは殺されるべきではありません。私は各国政府全てに、この迫害の制止を求めるよう希望します」と語った。