【明慧日本2014年8月26日】黒竜江省ハルビン市の香坊裁判所は20日、法輪功学習者・文英州さん、張海霞さん夫妻に対して不正な裁判を行った。その期間、2人の弁護士を追い出し、家族に弁護士を交代することを強要した。しかし、家族に断られ、すぐに裁判を中断したという。
当日の朝9時過ぎ、文さん夫婦の家族はハルビン市第二留置場へ傍聴に来たが、急に関係者に限定2名だと告げられた。家族が理由を聞いたところ、暴言を吐かれ、11時近くにようやく法廷に入った。
開廷後、裁判官は張さんたちに回避するかどうかを聞いた。張さんは回避の意味がわからず、弁護士に聞いたが、裁判長は弁護士の回答を阻止した。張さんはひとまず、回避しないと答えた。弁護士はまた張さんに説明しようとしたが、再び裁判長が阻止した。弁護士が「私は回避を申請します」と言ったとたん、裁判長は警官に「外に連れて行け!」と命令した。
この時、もう1人の弁護士も「私も申請します」と言ったが、同じく警官に暴力的に連行された。
弁護士がいなくなり、家族が張さんに話そうとしたが、警官に「話をするならお前たちも外に追い出すぞ」と脅された。
裁判長は家族に、弁護士への依頼を取り消すよう強要したが、家族は「お金も払いましたので、変更できません。それに今回の責任は弁護士ではなく、あなたたちではないでしょうか!」と問い詰めると、裁判長はすぐに休廷を宣告した。
午後、家族と弁護士は裁判所に告訴状と一時出所の申請を提出した。
文さん夫婦は6月18日午前、ハルビン市公安局、香坊区公安分局、軍民街派出所の警官に不当に連行された。当時、張さんの心臓病が再発し、救急車で省病院に運ばれたが、不明薬物を注射されてから、動けなくなった。
張さんは拘禁されてからずっと断食で迫害に抗議したが、第二留置場で灌食された。現在、張さんはまだ断食を続けているが、身体はきわめて弱くなって歩けなくなり、医者に重体と診断されたという。