【明慧日本2014年8月27日】四川省瀘州(ろしゅう)市の法輪功学習者・王建勝さん(60代)は1年以上にわたって不当に拘禁され、6月24日に宜賓市興文県の裁判所で2度目の裁判を受け、懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡された。王さん本人と家族は不服として、上訴することを決めた。
しかし、興文県検察院は王さんに対する判決が軽いとして、裁判所に再審を求め、懲役9~11年の重刑を申し出たという。
王さんは以前、高脂血症、糖尿病、心拍数が早いなど、たくさんの病気を患っていた。しかし、1994年に法輪功を学んでから、王さんは病気が全快し、19年間も薬を飲まず元気になった。王さんは法輪功の教えである「真、善、忍」を実践し、家では孝行し、職場では真面目に仕事をやり遂げ、同僚にも上司にも「本当に良い人だ」と称賛された。
昨年7月16日夜11時過ぎ、興文県610弁公室と国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官10数人が叙永県にある王さんの職場へ行き、家宅捜索を行い、現金7000元、携帯電話2台を押収した。そして、王さんの上司に「いつも誰が王と連絡していたのか?」と聞いた。その後、警官は王さんに手錠をかけて連行した。
翌日、警官は王さんの自宅へ行き、不法侵入した。王さんの家にあった法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真、現金12500元などを押収した。
今年4月16日午前、裁判所は王さんに対して開廷した。法廷で王さんは法輪功を学んで得た素晴らしい体験を話したが、裁判長に何度も話を中断された。弁護士が弁護を始めると裁判長に中断されたが、「法輪功は邪教ではありません。直ちに王さんを解放してください」とはっきりと述べた。
6月24日午前9時、裁判所は王さんに対する2回目の裁判で、懲役7年6カ月の判決を宣告した。その結果を聞いて、王さんは「私は無実です。白黒が裏返しの判決です」と叫んだ。王さんの家族もその場で「絶対に上訴します」と言った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)