【明慧日本2014年9月11日】遼寧省丹東市の寛甸満族自治県(かんてんまんぞくじちけん)裁判所は8月19日午前、法輪功学習者・崔振成さん、李淑香さん夫婦に対して不当に開廷した。開廷日、同県の政法委員会(610弁公室を直轄する組織)、政府機関、武装警察、610弁公室など、司法関係部門は全県に対し、裁判所の周りの戒厳するよう通知を発表し、崔さん夫婦および家族、親戚、友人に圧力をかけようとした。
8月19日、裁判所の周囲500メートルは通行止めとなり、裁判所の前に「特殊警察」と書かれた車両が止めてあった。武装警官10人ほどが法廷の周りに立ち、私服警官6人が傍聴席に座っていた。
4月2日、崔さん夫婦は県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、九連城派出所の警官によって連行され、それぞれ丹東市留置場と寛甸留置場に拘禁された。
7月初め、崔さん夫婦は県の検察に「邪教を利用して法律の実施を破壊した」という罪を着せられ、逮捕状を出された。
崔さん夫婦の裁判は午前10時から12時半まで、2時間30分かかった。法廷で検察官の起訴に対して、弁護士は法律に基づき、「法輪功を学ぶことはいかなる法律にも違反しておらず、無罪です。中国で法輪功を学ぶことは完全に合法なことです」と弁護したが、傍聴席に座っていた私服警官の1人が裁判官にメモを渡し、弁護士の話を止めるよう要求した。さらに、もう1人の私服警官は傍聴席からいきなり、弁護士に怒鳴りつけたという。
法廷で私服警官は裁判官にメールをしたり、メモを渡したりして、弁護士の弁護を妨害していたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)