【明慧日本2014年9月23日】上海市の610弁公室に操られた普陀区裁判所は先月29日、法輪功学習者・楊曼曄さんに対して懲役4年の不当判決を言い渡した。楊さんはすでに上海市第二中級裁判所(地裁にあたる)に上訴した。
裁判の全過程は普陀区610弁公室に操られていた。当日、610弁公室メンバーが直接裁判所の入り口で指揮し、私服警官、司法警察、特別警察、補助警官、町内委員会役人が全員出動して、法廷内外の至るところに配置された。パトカーと私服警官の黒色の車が至る所に待機していた。裁判所の入り口と道路の向かい側で、多数の私服警官がビデオカメラを手にして撮影しながら歩き回っていた。
裁判所の入り口と道路の向かい側に配置された私服警官
裁判所の周辺に配置された警官
裁判所の周辺に配置された私服警官 |
裁判所の周辺を歩く町内役人 |
開廷当日、610弁公室の指示により、楊さんの夫と息子は傍聴できず、さらに、すぐそばで司法警察に監視された。また、町内住民委員会などの人員が傍聴席を占めた。裁判で、検察官が弁護士の弁護に返答できなかったにもかかわらず、いかなる法的根拠もない状況下で、裁判官はでっち上げた罪名で楊さんに懲役4年の判決を宣告した。
楊さんは「真・善・忍」の信念を実践し、虚言に騙されている人々に法輪功迫害の真相を伝えたため、5回連行され、不当判決、労働教養を強いられた。また、楊さんは家財を何度も押収され、一家は長期にわたり迫害される恐怖の日々の中で生活し、子供は幼い時から母親が傍にいない日々を送っている。
普陀区国保大隊(法輪功を迫害する機関)と甘泉派出所の数十人の警官は、2013年10月9日、楊さんの自宅に侵入し、楊さんを連行してから、ずっと無実の罪をでっち上げて判決を下そうとしている。作り上げた資料は普陀区検察院に「証拠不足」で3回却下されたことがあるという。