【明慧日本2014年10月9日】内モンゴル自治区の法輪功学習者・楊桂芝さん(55歳女性)は2012年末、内モンゴル刑務所に拘禁されたとき、重い心臓病の病状が現れ、治療のための一時出所の手続きをして帰宅した。しかし、先月4日午前、同刑務所の警官男女2人が、赤峰市元宝山区司法局の女性職員2人と共に楊さんの自宅にやってきて、心臓病から回復していない楊さんを刑務所に連れ戻した。
楊さんは五家中学校の校長であった。法輪功を学んで「真、善、忍」に従い、正直で、善良で、才徳がある人になった楊さんは、中国共産党が法輪功迫害を開始した後、繰り返し迫害を受けた。楊さんは免職されて元宝山区民族中学に移されて受付の仕事をさせられたが、その後、解雇された。
2011年5月12日、楊さんはオンニュド旗公安局へ行き、連行された法輪功学習者・任素英さんの解放を求めたが、その場で連行された。
その後、懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡された楊さんは、フフホト市にある内モンゴル女子刑務所に収容され、さまざまな迫害を受けて心臓病を発症して危篤に陥り、2012年末に「一時出所」の手続きをして帰宅した。当時の楊さんは極度に痩せていた。
しかし、帰宅しても楊さんは元宝山区司法局、刑務所の警官に嫌がらせをされた。警官らは楊さんの家に来て、現金を恐喝したり、法輪功をやめる旨を記載した保証書を書かせたりした。今年4月から、刑務所側は何通もの手紙を楊さん宛に出し、楊さんに刑務所を戻させると脅迫した。
楊さん一家は4人家族で、現在、長女しか収入がない。しかし、長女は楊さんが拘禁されてから、圧力とショックを受けて心臓病の発作が頻繁に起こるようになった。
そのため、楊さんは家族に心配をかけないように、いくら具合が悪くても必死に耐え、家族に言わなかったが、先月に再び刑務所に連れ戻された。
楊さんの家族は、楊さんのことを心配して心を痛めているという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照