【明慧日本2014年10月16日】山東省莱陽(らいよう)市の法輪功学習者・張勝斉さんは懲役5年の実刑判決を不当に言い渡され、5月13日に済南市刑務所に収容された。刑務所で張さんは「転向」を拒絶し、囚人服の着用も断ったため、地下にある独房に拘禁された。独房で張さんは殴打やトウガラシの水を口に詰め込まれるなどの拷問を受けた。
張さんは骨董店主で法輪功を学んでいる。昨年5月3日、莱陽市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官が私服で張さんの店に入った。警官らはいかなる証明も提示せず、何の説明もなく、いきなり店員の姜さんを連行しようとした。警官だと知らず、店主の張さんはとにかく、従業員の連行を阻止しようと、警官の車の窓ガラスを割った。そのため、警官らは張さんを囲んで殴ったり蹴ったりした。張さんは顔が血まみれになり、耳に障害を負わされ連行された。警官はさらに、店と倉庫の家宅捜索を行い、大量の私物を押収した。
その後、家族は北京の弁護士を雇い、警官の不法行為を訴えようとした。莱陽市検察院は2回、証拠不足のため張さんの案件を公安局に差し戻した。
そこで、罪のない張さんは解放されるはずだが、公安局は証拠を捏造して、張さんに「公務執行妨害罪」と「邪教組織を利用して法の執行を妨害した」という二つの罪を被せ、張さんの案件を再び検察院に提出した。そして、市検察院は昨年10月8日、張さんを公訴するため、張さんの案件を裁判所に移した。それから、市裁判所は同年12月24日、張さんに対して開廷し、今年1月7日、張さんに懲役5年の実刑判決を下した。その後、張さんは上訴したが、烟台市中級裁判所に原判決を維持するとの結果を出された。
張さんは留置場に拘禁されている間、暴力、侮辱、死人ベッドなどの拷問を受けたが、刑務所に拘禁され、引き続き拷問を加えられ苦しめられているという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)