文/遼寧省の大法弟子 清玉
【明慧日本2014年10月21日】私は1994年に大法の修煉を始めました。迫害が始まった時、私の息子はまだ2歳でした。私は息子を人に預けてから、同修たちと列車に乗って北京の天安門広場に行きました。広場で私は心から大きな声で「法輪大法は素晴らしい」と叫びました。その後、私は警察に現地に送還されて2年間監禁され、刑務所の中で侮辱と殴打を受けました。出所した時、もともと健康だった私は心臓が悪くなり、動悸と目まいがして、視力も失明に近くなり、不眠症も患いました。しかし同修たちに助けられたおかげで、私はしっかり学法と煉功を続けて、とても早いうちに体が正常に回復しました。
ちょうどそのころ、夫は不倫をして家を出ました。ある日の夜、私が家に帰ったら、新しく買った家の不動産権利証書とすべての銀行カードが夫に持ち出されたことを発見しました。彼は私と息子に4千元(約7万円)のお金しか残しませんでした。その時、修煉を放棄しないという理由で、私はすでに会社から解雇されて、生計を立てる手だてもなく、そのことは経済の面からも精神の面からも、私に対する致命的な一撃でした。4歳の息子と年配の両親を見て、自分が倒れてはいけない、家族は私を必要としている、更に精進していこう、誰も私の修煉の道を遮ることはできない、恩義も忘れた常人(夫)のために倒れて衆生を救い済度する誓約を忘れてなるものか、と私は思いました。
夫は出て行ってから3年間、ずっと消息を絶っています。3年後に、彼の家族のほぼ全員がやってきて、夫の将来を妨害したという理由で私に離婚を強要しました。また、息子の親権を奪おうと、彼らは息子の学校に行って、私が法輪功を修煉していると騒ぎました。息子は学校にいられなくなって、やむを得ず転校しました。
彼らが騒いだことは、逆に私に更なる精進を決心させました。情は本当に最も頼ることができないないものだと私は悟ったのです。私は以前より多く学法をして、発正念をする時に、元夫に対するすべての情を、愛も恨みも取り除き、元夫に対するすべての記憶もすべて忘れて、新しい自分に生まれ変わりたいと師父にお願いしました。
普段、私はよく「あなたは何のためにこの世に来たのか? 修煉のために、返本帰真するために来たのではないか。あなたは師を助けて衆生を救い済度する重大な使命を背負っている、法を正す時期の大法弟子なのだ」と自分に言い聞かせます。「あなたは何のためにこの世に来たのか?」という質問は、私を苦難の渦中から救い出しました。今、常人の友人も同修も、私の顔から家庭の不幸を少しも見て取れないのです。家庭が幸せかどうかは、私にとって重要ではなく、私は大法の修煉者であり、世の中で最も幸運で最も幸せな人間だからです!
元夫はとてもお金を持っていますが、息子への養育費は笑うほど少ないのです。彼は毎月息子にたった300元(約5000円)の養育費を渡し、息子に会うのも年に一回だけです。10数年来、一度も息子を連れて食事をしたことはありません。親戚も、こんな父親を見たことがない、まったく人でなしだ、動物でさえ子供をかばうことを知っているのに最低だと言っています。
しかし、そのすべては私にとって、すでに過ぎたことです。修煉者として常人の過失をずっと覚えて許さないのは、いけないことです。私は修煉のために、衆生を救うために世に来たので、誰かと恨み合うために来たのではありません。その上、元夫とその家族も私の済度すべき衆生です。私が内心から元夫とその家族に対する怨恨を放下した時、彼らを救いたい慈悲の心が生じました。私は機会を探して彼らと多く接触して、大法弟子の善と心の広さを感じさせました。
ある日、元夫は息子に会いに来ました。私は彼を古い友人のように迎えて、彼との間に何も起きなかったかのようにふるまい、彼に大法の真相を伝えて「三退」もしてもらいました。彼は以前、師父と大法に不遜なことを言ったことがあるため、彼の了承をもらった上で、私は彼の本名を使って彼のために「厳正声明」を出しました。
2009年の年末、元の姑(元夫の母)が脊椎の病で倒れました。病院側に「病院では治療できない。この病気は命に別状はないが、ただとても痛くて苦しむ」と告げられました。元姑の娘、娘婿も病院の主治医ですが、何の打つ手もありません。
元の姑の苦痛を見て、法輪大法を知らず、大法とすれ違った衆生がいかに可哀相かと私は思いました。私が元の姑に会いたいと誘った時、新しい嫁に知られるのを恐れて、元姑は私と乗用車の中で話をしました。私は「やはり法輪功の修煉を再開しましょう」と勧めました。迫害の前、私は元姑に法輪功を伝えて、朝はよく一緒に公園で集団煉功をしましたが、1999年7.20以降、迫害を恐れて彼女はだんだんと修煉を止めました。
話している間に、元姑の体が突然楽になりました。それで、彼女は毎週私について集団学法に参加するようになりました。私は毎週彼女に『明慧週刊』と『正見週刊』を届けて、彼女自身も毎日家で5式の功法を続けました。私はまた彼女にノートパソコンを買わせて、パソコンの使い方を教え、明慧ネットにアクセスするやり方も教えました。3カ月もしないうちに、元姑の体は徹底的に健康になって、家の買い物やご飯を作るようになり、ショッピングに出かけるようになりました。
息子のお爺さんである私の元舅はもともととても優しい老人ですが、共産党の迫害がとても残酷だったあの数年間、元舅は他空間の邪悪な要素にコントロールされて、息子を助けて私に離婚を強要しました。修煉を再開した元姑の体が健康になったのを見て、お爺さんも法輪大法を見直しました。そして毎週彼も『明慧週刊』を読むうちに、次第に思想が大きく変わって、「中国には信仰の自由がない。良い事が抑圧されるなんて、これはなんという社会だろうか」と言いました。
今、お爺さんは大法の良さを知り「三退」もして、時には『轉法輪』を読んだりしています。去年、お爺さんはニュージーランドと日本に旅行へ行き、大法が海外にも広がっている事実を見て、私が以前伝えた真相がすべて真実だとより一層分かりました。
今、元夫一家のほぼ全員が私と親戚付き合いをしていて、私の家に遊びに来ています。私も彼らを以前と変わらずもてなしています。彼ら全員が「三退」をしました。私たち大法弟子には敵がおらず、常人と恨み合うこともせず、我々はただ衆生を救い済度するのです。