【明慧日本2014年10月22日】黒竜江省ハルビン市の法輪功学習者・鄭国林さん(74歳男性)は懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡され、刑務所に収容された。今年6月、やっと刑期を終えた鄭さんは帰宅した。
鄭さんは理容師で、かつて高血圧症、心臓病、胆のう炎、肺病などを患っていたが、1996年に法輪功を学び始め、わずか3日間で持病が快方し、体が軽く感じた。
2010年7月7日、鄭さんはほかの学習者2人と一緒に、道外区永源鎮に行き、人々に『神韻』のDVDを配ったため、道外派出所の警官に連行され留置場に拘禁された。留置場で鄭さんは手足かせをつけられた。その後、当局の裁判所は鄭さんに懲役3年6カ月の判決を下し、鄭さんを一度、呼蘭刑務所に送った後、牡丹江市刑務所に移送した。
牡丹江刑務所は人間地獄だと言われている。鄭さんは最初、刑務所の「集訓隊」に拘禁され、12日間にわたって拷問を受けた後、老年監区に送られて携帯電話のケースを作る労働を強要された。強烈な化学薬品のような臭いによって体の調子が悪くなり、咳から血が出るようになった鄭さんはその3日後、再び呼蘭刑務所に戻されたという。
1999年7.20、中国共産党政府は法輪功への弾圧を始動した。鄭さんは政府に法輪功への迫害停止を求めて北京へ行ったが、天安門広場でほかの学習者と一緒に、「法輪功は素晴らしい」と叫んだとして、警官に連行された。
2004年4月末、鄭さんは和平小区で法輪功の資料を配った際、和平派出所の警官に連行され市第二留置場に拘禁された。拘禁されて9日目、鄭さんは肺に異常が見つかったため、警官は鄭さんの娘に「鄭国林を市公安病院に連れて行く。体の検査を受けさせるので、3千元を払いなさい」と言い、鄭さんの娘から2900元を受け取った。しかし、病院は人が多すぎて、鄭さんは検査を受けられなかったが、その後も、所長は鄭さんの娘に返金しなかったという。