文/北京の大法弟子
【明慧日本2014年10月22日】私の地区の同修は毎日整然と、自分のやるべき事をやっています。交流が必要な時、皆は正々堂々と、恐れる心もなく、すぐに集まって来ます。集団学法の日になると、同修達は三三五五で、隠さず恐れず、途中で出逢った常人の知り合いと普通に挨拶をし、会話を交わし、すべて自然な振る舞いで対応しています。この光景を見た地方の多くの同修は、私に、「あなた達の所はとても平和で、まるで「7.20」迫害前の当時の様子のようですね」と言いました。
実は、私の地区は邪悪の重点迫害地域でした。私本人も数年前まで、ずっと邪悪の迫害重点人物で、2008年の北京オリンピック前に、師父のご加持の下、私は路頭に迷う状態からやっと家に帰って来ました。当時、邪悪はオリンピック開催という名目で、あちこちで大法弟子を連行し、私の村では10日間、4人の大法弟子が家宅捜査されました。邪悪の狂気に直面して、これからの道をどう歩むべきか? と、私は考えました。考える中で、師父の法が頭に絶えず顕れて来ました。「人類の歴史は人間になることを最終目的としているのではなく、人類の歴史は邪悪がはびこる楽園でもありません。人類の歴史は法を正すために造られたのであって、大法弟子だけがここで光り輝くことができるのです。」 [1]「宇宙の真理に対する堅固で破壊できない正念は、善良な大法弟子の、磐石のごとく堅固な金剛の体を構成しています。すべての邪悪は驚き恐れて、放たれた真理の光は、あらゆる生命の正しくない考えの要素を解体します。強い正念であればあるほど、大きな威力があるのです。」 [2]また、「皆で一緒に法を勉強することは私が皆さんのために切り開いた環境であり、皆さんのために残した形式です。やはりこのようにすべきだと思います。なぜならば、これは実践してきたことであり、このような修煉が学習者を最も早く向上させることができるからです。」 [3]の法も思いつきました。
師父のご加持と大法の啓示の下、私は「学法グループを作ろう」と、はっと分かりました。私は2人の老年同修のご夫婦を探し、彼らの家で学法拠点を作りたいと言いました。彼らはいささかの躊躇いもなく、あっさりと承諾してくれました。それはすべてが師父のご按排にあり、すでに手配され、私達の学法を待っているような感じでした。学法グループが出来て、しばらくしてから、比較的に安全な場所で、私の地区の初めての法会が開催され、テーマは「集団学法の環境形成について」でした。その後、わが地区の他の村にも相次いで学法チームが出来上がりました。
学法チームが出来た当初、魔の妨害が酷く、同修にも様々な問題がありました。法を読む時、ある同修は読むスピードが速く、字を飛ばしたり、足したりしても分からず、またある同修は字を間違って読み、何回指摘されても、間違いのまま読んでいました。字が読めない一部の老年同修は苦労してようやく一行を読んで、また同じ箇所を繰り返して読み、時間ばかりかかって、なかなか前に進みませんでした。また、観念に妨害され、時には根も葉もない言葉を言ったりしました。これらの問題に対し、皆は法理に沿って交流し、「法を学ぶ状態がよくなければ、法理を悟ることも出来ず、時間の無駄に等しい」と皆は認識を一致させました。一方、明慧ラジオの『心に留めるよう法を学ぶ』の録音を聞き、「法を学ぶ際、心に敬意を持っていなければ、心を清浄にしなければ、真に修煉しているかどうか、成就できるかどうかに関わる大きな問題である」と理解しました。交流後、同修達は問題の重大さに気付き、厳粛に対応しなければならないと思うようになりました。また、老年同修の学法の対応の仕方について、皆も認識を高め、「優しい心を持って他人のために考えること、善意をもって人を助けることも修煉の過程であって、向上する過程である」と理解しました。
法理が分かった後、皆が自分の問題点を改め、学法の状態はますます良くなりました。特に、字が読めない高齢の同修は今、全員が『転法輪』を通読できるようになり、また『各地での説法』も読めるようになり、その中には、『明慧週刊』や真相資料を読めるようになった人もいます。彼らは今、法を読む時、状態も良く、正確にはっきりした声で法を読んでいます。同修Gさんのご主人は常人で、長い間、彼女はいつもご主人の話すこと為すことが人情と道理に合わないと感じ、それが自分の修煉を手伝っていることに気付きませんでした。内に向けて探すことが出来てから、次第に、ご主人に理不尽なことをされても、Gさんは内に向けて探し、自分を修めることができ、人を救う面においては大いに成長しました。
集団学法の環境の変化、また人を救う環境の形成は真相を伝えることにも大きな効果をもたらしました。グループの同修には、以前真剣に修煉していない人、家で法を学ぶが、外に出ない人がいました。その上、迫害が酷く、全体を形成して人を救うことが難しかったです。法を学ぶことを通して、また一緒に法について交流することによって、「大法弟子が外に出て来て、衆生を救うことは自分の誓約を果たし、自分の使命を果たすことである」と分かりました。同修達は次第に出てきて、真相を話し、人を救い済度するようになりました。
同修の全体的な向上により、私の地区の修煉環境は益々緩やかになり、真相を話す効果もますます良くなりました。私の村で法輪功迫害を担当する幹部は、真相が分かってから、私に「警察がまた来たら、私は事前にあなたに知らせる」と言ってくれました。邪悪な「610弁公室」が私の村のある同修を洗脳班に入れようとした時、この幹部は上部組織の人に「この人は留守だ」と報告しました。以前、警察はよく村に来ましたが、それから、だんだん来る回数が少なくなりました。ある日、同修は警官に会い、警官に「憲法が上なのか、それとも江XXが上なのか、どっちだと思う?」と言いました。警官は考え込んでから、「やはり憲法が上でしょう」と言いました。同修が「憲法が上でしたら、あなた達が法輪功を迫害するのは違法です」と言うと、彼はしばらく言葉を失いました。その後、彼は二度と大法弟子を迫害することはありませんでした。この村の主要幹部は真相を聞いてから、すぐはっきりと「撤退、全部撤退する(大法弟子に対する監視を指す)」と言いました。
また、一部の同修は経済的な迫害に反対する中で、真相手紙を書き、村の幹部から、警官、派出所の所長まで、さらに迫害を担当する鎮長、区の幹部、次々と上層部に真相手紙を送り、真相を話しました。鎮長は真相を聞き終わった後に、「法輪功に対する扱い方は法律に従わなくてはならない」と言い、同修が「大法弟子はどこに行っても、いい人、さらに良い人になろうとしています。法律を順守する面でも同じです。私達は一致しているはずです」と言ったら、鎮長も賛成して「そうですね」と言いました。
私の地区の修煉環境はますます良くなり、同修達の全体の向上も著しく、しかし、環境の変化に伴って、一部の同修は安逸心が芽生えて来ました。私自身もこの問題を抱えています。これから、私はもっと法を学び、内に向けて探し、全体のことを自分の事として行い、真相を伝え、人を救うことをさらに努力してやって行きたいと思います。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『精進要旨(三)』「二〇〇五年ヨーロッパ法会へ」
[2] 李洪志師父の経文:『精進要旨(二)』「同じく二言三言」
[3] 李洪志師父の経文:『各地での説法六』「アジア太平洋地区学習者会議での説法」