【明慧日本2014年10月24日】黒竜江省の大慶市刑務所の受刑者らは先月30日午後4時頃、仕事を終え舎房に戻る途中で、点呼の後、当直の警官が受刑者に対して跪き、大声で政府に感謝の意を示すよう命じた。しかし、法輪功学習者・張宝勝さんは指示に従わず、立ったままでいた。すると4、5人の警官が一斉にやってきて、大声で怒鳴りちらし、張さんを強制的に跪かせた。
当時、現場にはたくさんの警官がいたが、声をそろえて張さんを跪かせようとした。しかし、張さんは応じず、さらに警官らに対して「私たちは罪人ではありません。私たちを罰するのは不当です。法輪功を修煉することは無罪です。私がこうするのは法輪大法を学ぶ権利と人としての尊厳を守るためです。私たちは良い人になろうとしているのであって、あなたたちは良い人に罪を犯さないでほしいのです」と言った。警官らは、張さんがいつまでも要求を聞き入れないのを見て、張さん1人を残し、ほかの受刑者らに舎房に戻るよう命じた。
そして警官らは、指示に背いたとして張さんを独房に監禁した。独房で、張さんは着ていた服を剥ぎ取られ、下着にジャケットの状態にされた。独房内は一枚の板しかなく、ベッドもない。
中国東北地方の大慶市の夜間の気温は0度程度しかなく、特に早朝は一面の雪景色である。独房内では冷風が身体を突き刺すほどで、昼間は仮眠を取る程度しかできない。夜はもはや寝入ることなどできず、動き回って寒さに耐えるしかない。毎日同様の虐待に耐え、10月6日に舎房に戻されるまで及んだ。
現在、大慶刑務所で迫害されている法輪功学習者は26人にも及ぶ。警官は法輪功学習者の着ていた服を剥ぎ取り、服の背面にペンキを塗り付けた。警官は張さんが着ている服にペンキがないのを見て、張さんを殴りつけた。刑務所に戻った後、警官らは再び張さんの着ていた服を剥ぎ取って燃やし、一時間立たせた。
少し前の一時期、中国共産党は2回、法輪功学習者・張奎武さんを独房に監禁し、迫害した。張さんは計100日以上にわたって独房に監禁され、さらに監禁中、食事は50gの饅頭2つとスープ一杯程度で、張さんはひどく痩せ細ってしまったという。